飯田啓子様
山崎(47歳、男、会社員、高校生の息子あり)です。
あなたの、私の書込みへの御批判(No.963)を、「謙虚に」拝読いたしました。
その上で、何点か補足、質問、確認およびお願いををさせていただきます。
> 山崎さんへ
>
> 志田さんへのご意見について、ここまで書かれたら、ご本人があきれてもう反論されな
> いと思いますので、読者としての不快感を一言申し上げます。
志田様に確認されたのでしょうか? それともあなたの(勝手な)憶測でしょうか?
後述しますが、批判に対する返信は、基本的に御本人がなさるべきと思います。
当事者間で意見を交換することにより、相互理解・議論が深まっていくと思います。
私もあなたの御批判に対して「不快感」を覚え、「あきれてもう反論する気もなくなり」
ましたが、このまま発言を止めてしまうと議論でのルール違反になるかと思い、
この文を書いています。
> ものを読解するときには、一、ニ文だけ抜き出しての逐語訳はおやめください。
逐次訳ではございません。「引用」です。
だって、原文を引用しなければ、私がどの部分に対して反対意見を述べているのか、
誰にも分からないではないですか?
一、二文だけ抜き出しましたのは、
(1)私はNo.957において、
『元となったNo.918の志田様のご意見に対する反論は、「駐在員さん」の
上記書き込みにお任せするとして・・・』
と申し上げております。だから、ポイントとなる箇所のみを引用させていただき
ました。
(2)それにしても、ポイントとなる箇所の前後文まで引用してしまいますと、とても
長くなります。私はNo.949において、原文をほとんど省略なしに引用したため、
結果的にとても長い書き込みになってしまいました。今回はそれを反省し、引用を
最小限に留めただけです。他意はございません。
> ましてここに書きこまれた文章は、飯島さんに語り掛けたかった文章でしょうし、心情的
> なものがこめられているので省略もあって、行間が読めないと、とんでもない間違いが
> おきます。
それは、こういうメディアを使って意見交換をするときの限界かと思います。
私は志田様にお会いしたこともないので、ここに書かれた文章のみが、私に与えられた
情報のすべてなんです。 「行間を読みとってください」といわれましても困ります。
ですから、「いや、実はこういう意図だったんです」とか「説明不足でしたが・・」と
いった、本人同士の意見のキャッチボールが必要なんです。
これが、飯田様のおっしゃる「深い議論」を実現するための、通常の進め方でしょう。
> 私とあなたとでは内容の解釈に大きな開きがあります。
では他人の批判をされる前に、「私はこう思う」と、まず持論を展開なさってください。
「駐在員さん」や私がやりましたように。
私の主張は、過去2回の書き込みでも明記していますように、「少年法の改正」です。
加害者少年たちに復讐ができるものならそうしたいところですが、実際問題、それは
不可能です。今の私たちに現実的に出来ることといったら「少年法の改正」要求しか
ないと思います。
志田様は、先人達が作った少年法が間違いであるならば、今度作る少年法が間違い
ではないようにしなければならない、という主旨のことを書いておられますが、
私はそうは思いません。前の書き込みにも書きましたように、現行の少年法は、
それが作られた時代においては、良識ある法曹界のかたがたが「良かれ」と思って
制定されたのだと信じます。ただ、時代が変わり、現代日本の実状に合わなくなって
きたので、内容の見直し・修正を行うべきだと申し上げているのです。
> 意見文は、筆者の立場や人生暦や背景が分からないままでは、本来なら正確には理
> 解できないものだと思います。 この問題で言えば、少年問題との関わりの程度や、少
> 年の更正に関わる行政や警察や司法の実情の認識、少年達の内面や裏活動の実態
> の認識、愛児のいじめや死についての認識、ひいては遺族の方の心の行方等、マスコ
> ミの情報や教科書の知識しかない場合と、実体験のある場合とでは、大きな認識のズ
> レが生じるのが当然です。
>
> したがって、読み手はあくまでも謙虚でなければならない、と私は思います。
私も志田様の御意見を、(かなりの忍耐をもって)謙虚に読ませていただきました。
質問ですが、謙虚に読んだ上で、反対意見があったらどうすればよろしいのですか?
あくまでも「はい、あなたのおっしゃる通りです」と、丸く収めるのですか?
それとも、「少々異論がございますが、きっと、あなたの意見の行間が読めない私の
読解力不足なんでしょう。すみません。」と、自分の意見を引っ込めるのですか?
それこそ、相手にとって失礼ではありませんか?
> 上記のような体験と認識の深い方々が、ものを言いたくなくなるような掲示板になって
> いませんか。 深い論議が拒否されていないでしょうか。深い論議をするためには、謙虚
> に相手から学ぶ態度が必要です。それは逐語訳をすることとは違うと思います。
質問ですが、あなたのおっしゃる「深い議論」って、どういうのをイメージされて
いますか?
まさか、誰ひとり反対意見を唱える人もなく、皆が「そうだ、そうだ、その通り!!」
と言って、ワーッと盛り上がる状況をイメージされているのではないでしょうね?
あるいは、「大いなる神の御手にて我々は癒される」式のスコラ哲学的深みの境地を
イメージされていらっしゃったりして。
私は研究畑で20年以上やって来ていますが、研究発表などの場では、自分の発表に
対して、反対意見や批判が続出しボロクソに言われることもあります。時には人間性
まで否定されるような真剣勝負のときもあります。しかしその場ではボロボロになっても、
次回までに自分の誤っていたところを反省・修正したり、やはり正しいと思える箇所は
補足・理論補強したりして次回に臨みます。以下、相手も含めてこの繰り返しです。
そうするうちに、他人との間で相互理解が生まれ、自分の意見自体も磨かれます。
これが「深い議論」というものではないでしょうか?
私はこの「御意見」のページを、今回の悲惨な事件に関する自由討議のために飯島様が
素晴らしいボランティア精神で用意してくださった「自由討論の場」と捉えています。
いつ、同様の事件が自分の身にも起きるかも知れませんから、私はかなり真剣勝負で
臨んでいるつもりです。
> BBSが閉鎖されていたために、年齢まで書きこんで、飯島さんの遠い将来のために一
> 生懸命、多分、人生経験をかけて意見を書きこまれている方に対して、あなたの言辞は
> 失礼極まりないと思います。法律のご本などあなたよりはるかにたくさん読まれた上で
> のご意見だとは考えられませんか。
残念ながら、私に与えられた情報(ご本人の書き込み)からは、そのようには感じられ
ませんでした。
それともあなたは、御本人に確認されたのですか?
(ついでに、私の読書量もご存知
のようですが、どこかでお会いしましたか?)
> 人生を、将来を、どれくらいのスパンで考えているか
> で、意見は違ってくると思います。
この点に関してなんですが、私は No.949 にて、892氏にも異論を唱えさせていただき
ました。そのときは、892氏は38歳と名乗られておられましたので、私のほうが年長
ということもあり、「こういう意見もありますよ」と、ソフトにお知らせする書き方を
いたしました。
今回の志田様は62歳。私などの若輩から見れば、人生の大先輩です。
私たちを適切に導いてくださるべき年齢です。
それなのに「ハーレクインロマン」的な甘い発言をされていましたので、愕然としました。
「もっとしっかりして下さい!」という願いを込めた結果、きつい表現となりました。
> いろいろな見識のある方が書きこめるよう、掲示板の質の向上のためにご協力くださ
> い。それが飯島さんへの私達のせめてものお返しだと考えます。
ここでお願いがあります。
「駐在員さん」も指摘されていますが、あなたはしばしば「管理人さんに失礼」とか
「掲示板の質」とか「飯島さんへの私達のせめてものお返し」というように言われます。
それを言われますと、まるで、あなたは「善玉」で、こちらは「悪玉」という図式に
なってしまい、気が滅入ってしまいます。フェアではないと思います。
「この掲示板の良心を代表するかのような態度」は止めていただきたく、お願い申し
上げます。
ついでながら、あなたは「駐在員さん」への批判文の中で「気持ちよく自由に発言
できる場」とおっしゃっていますが、それが本音ですか??
この悲惨で忌まわしい事件について何かを書こうとしたとき、あなたは「気持ちよく」
書き込みができるのですか? 私は書きながらも加害者への憎しみや友樹君、飯島様が
哀れで、とても冷静ではいられません。
飯島様および他の方々へ:
みにくい言い合いになってしまい、申しわけございません。
ドロ沼試合になりそうですので、私はしばらくROPさせていただきます。
山崎