こんにちわ。8/24に投稿しましたあおきです。
8月23日Yahoo!の記事で紹介されて以来、毎日のぞいております。
ここやBBSでもしばしば議論されているバイク窃盗の件について、自分なりの
意見を述べさせていただきます。これはお母様にというより、この件に注目さ
れている方々、特に「バイクを盗んだのがそもそも悪い」と感じていらっしゃる
方々に読んでいただきたいと思っております。

自分は現在はクルマ一台のみしか所有しておりませんが、20代の後半まで
長く400ccのバイクを所有しておりました。
基本的な整備は自分の手でやり、アフターパーツなど自分の好みで改造を加
え、愛着心はものすごいものでした。
かれこれ10年ほど前くらいからでしょうか。専門誌で、少年によるバイク窃盗
が急増、と取り上げられだしたのは。被害者の悲嘆。幸いにして見つかったと
しても、少年犯のため名前も住所も教えてくれない。出てきたバイクは二度と
動けない無残な状態。そんな記事を読むにつれ、盗んだ少年に対する憎悪、
もし自分のバイクがやられたら、死んでも許さない、と防犯錠を買いに行きま
したっけ。幸いにして自分のバイクは盗難や大きないたずらに会うことなく、無
事天寿をまっとうしましたが。

「死んでも許さない」
この気持ちはバイクを愛する者の、窃盗犯に対する共通の気持ちでしょう。
ただ、許さない、すなわち報復ですが、その方法論です。
自分なら「元通りにしろ、できなければ相当の金額で償え」です。
決して「死ね」などとは・・・心のどこかでは思うでしょうが、それは押さえる事の
できる程度の怒りに過ぎません。ましてや友樹くんが受けた理不尽な死は、と
てもじゃありませんが「相当」などと、言えるものではないのです。
これは世界中のバイク乗りの大半が同じ意見でしょう。
バイクは(クルマも)長く乗り、手をかけ、大事にしてあげればあげるほど、なに
か「人格を持った」と錯覚するほど、所有者に応えてくれる乗り物です。
しかし、所詮は「道具」です。
自分はクルマもバイクも「馬鹿」がつくほど、その存在を愛する者です。
そんな自分でも「所詮は道具」と断言できるのです。
生命と道具を天秤にかけるなど、許されるものではありません。
どうかその事に気付いて下さい。
窃盗は立派な犯罪です。
しかしその償いは「死」ではありません。

あおき