はじめまして。今朝の朝日新聞のこのHPを知り、お便りを書きます。
ただこのHPを全部は読んでいません。自分の経験と重ね合わせてしまうので、時間がかかりそ
うです。毎日少しずつ拝見したいと考えています。
私の息子もゆうき君と同じ59年2月生まれ。今何かと騒がれている17歳と同じ学年です。
それだけでなく、ゆうき君がなくなった10日後に集団で暴行を受けました。やはり、呼び出さ
れ夜中に怪我をして帰ってきました。「暴行を受けているらしい。次は家の子です。一緒に警察
に行きましょう」知り合いのお母さんから電話を受けた直後でした。もちろん病院に連れて行
き、警察に被害届を出しました。暴行の原因は今でもはっきりわかりません。ただそれからが、
長く辛い毎日が始まりました。加害者は同じ高校の生徒だったのです。
その結果「チクッタのは、お前だ」という事で続く 呼び出し 暴力 脅迫。
学校に行けば、休み時間 登下校ににつれ回される。アルバイト先まで嫌がらせをされる。
息子の帰りが遅いと「2度と家には帰ってこないかも知れない。」「殺されるかも知れない」
そういう不安が毎日続きました。着ているものをとられ、血を流しながら、火傷の跡をつくって
帰ってくる日が実際に何度もあったのです。
何かことがあれば、息子のせいにされる。結局、彼らにとって原因は何でもいいんです。
私はもう警察に知らせることはなく、自衛に徹底しました。結局息子は、不登校 → 自主退学
となりました。加害者たちは、別の傷害事件を繰り返し今は少年院にいます。
先日も少年達を担当している刑事さんとお会いして話が出来ました。「被害が続いていた時にな
ぜ知らせてくれなかったのか」「知らせればまたやられるんですよ。24時間警察がパトロール
してくれるんですか?」「いや、それは出来ない。」そんな警察にもうんざりしました。
ただゆうき君と違うのは、今息子は元気に働いています。いや、やっと働けたのです。
遠方に住み込みという事で、この土地を離れる事になったからです。自分で決心して出かけてい
きました。こうして、私達は結局暴力に泣き寝入りをしたことになります。
今でもあの最初の事件がなければ「普通の高校生活を送っていたのに」と悔しくてなりません。
でもゆうき君の味わった辛さ、お母様の気持ちを思うと、元気でいる息子の姿に改めて感謝しま
す。同じ苦しみ、同じ経験をもつ家族はこの日本中にまだまだたくさんいると思います。
泣き寝入りしない様、子供が健康に育ってくれるよう、このHPがきっかけになってくれる事を
願います。長い手紙になりましたが、同じ母親として、思わず一声かけたくなりました。
かしこ