最初に誤解ないように言いますが、お金が問題なのではありません。お金が入った
ところで、御子息が帰ってくるわけでは無いのですし苦痛がさる訳でもないのです
から。
失ったものへの苦痛の度合いがどれほど違うのかはわかりませんが、多分、殺され
た方の御肉親の方の精神的・経済的苦痛は、事故に遭った方の苦痛よりも更に深い
のでは、少なくとも同じではないのか、と思います。交通事故をおこした人は、そ
れが酒酔いや居眠りという、少なくとも意図的にある人を殺そうと思わなかったに
せよ、社会的にも経済的にも、その人とその家族(例えば加害者の奥さんや子供)
は苦しい状況に追い込まれます。それはそれだけの責任を家族含めた皆でとるべ
き、ということで社会的に認められているのだと理解しています。
今回の少年(の家族の方)は、社会的にはどういう状況なのかわかりませんが、経
済的にはほとんど何も責任取る必要はないのでしょうか?
少年犯罪に限らず、殺人暴行に対して、損害賠償・慰謝料という民事訴訟をもっと
一般化させるべきと思います。これは犯罪を減らすとかそういうものとは別の、殺
された方だけではなく、その身内の方も同様に被害者であるという交通事故死と同
じ観点からです。例えば一家の大黒柱を殺された方の借金やローンは残された家族
が払わねばならないのです。
刑法や民法はずっと昔に作られたものをつかっているので、常識的に殺人を犯す人
間に支払能力などあるはずが無いということと、事故に比べはるかに被害者の数が
少ないので、その辺がないがしろにされていたのではないかと、感じています。
こういう事書くと、必ず金目当てで不謹慎みたいなことをいう輩がいますが、どう
かそういう正義感?の強い方は、家族が交通事故死に遭われても、お金が目当てで
はありませんと、言って断って頂きたい。
大変な心痛ともなうことでしょうが、民事で少年たちの両親にも経済的な負担をし
て欲しい気がしてなりません。
少年法についてはBBSの方に別途書き込みたいと思います。
ペンネーム ” WES"でお願いします。