(ペンネーム:いっちゃん)

はじめまして。ヤフーのニュースページ経由でやってきました。
僕は現在25歳で、小・中学校時代に日本のあちこちで同い年ぐらいの人が
いじめを苦に自殺したり仕返ししたりするニュースを見てきました。
それに僕自身もいじめと背中合わせに学校生活をおくり、いじめられたり
人間関係を壊したりすることにしばしばおびえていました。
それだけに、こういういじめの問題には深い関心があり、自分のHPでも
教育問題を扱ったエッセーを書いております。
(是非一度いらして下さい。出来ればリンクを張って頂きたいです。)

いじめに対する世間の認識の薄さ、犯人の少年たちの残虐さと無反省さ、
警察などの不誠実さと後手後手の対応、少年たちへのあまりの刑罰の軽さ、
友樹君が犯人扱いされたこと、どれを見ても怒りと悲しみを禁じ得ません。
僕はもし同じように我が子をこういう痛ましい事件で殺されたとしたら、
法が許そうと許すまいと犯人の少年たちを憎しみ殺そうとするでしょう。

雪印の食中毒事件でも分かるのですが、どうも最近は人の命というものが
ないがしろにされてきているような気がするのです。経済とか効率とかに
気をとられ、生き物として当たり前に「生きる」ことの重要性に、年齢を
問わず人々があまり意識しなくなっているように思えます。

余談ですが、今年3月に長らく病気だった僕の親友が25歳で急死しました。
彼は嘘をつかず、悪口を言わず、非常に真面目で落ち着き大人の風格を
持った本当にいいやつでした。小学4年でお父さんを亡くし、お母さんと
お姉さんと3人の厳しい生活が続きましたが、愚痴一つこぼしませんでした。
そんな彼の死から約1ヶ月、僕はショックから立ち直れず、会社で仕事が
手につかない日々が続きました。それよりひどかったのはお母さんでした。
葬儀でひどく取り乱し、棺のふたを開けた途端彼の名を何度も呼び号泣し、
その光景は未だに忘れられません。立ち直るのは相当大変だったようです。

人の死というのは、これ程大変なことなのです。それだから人間にとって
命が今でも続いていることは、本当に有難いことで、尊いことなのです。
僕も彼の死以来、自分が今生きているのを当たり前という甘い考えを改め、
毎日を大切に生きることをよりよく心がけるようにしています。

加害者の少年たちは、恐らく命の大切さを心得ていなかったのでしょう。
これがこの事件の最大の原因ではないか、と僕は考えております。
他人の命を奪うのは最も重い罪なので、たとえどんなに加害者が若くとも、
少年院のような生ぬるい処分ではなく、顔と名前を公表して大人と同様に
厳しく罰し、場合によっては死刑、ぐらいがちょうどいいでしょう。
それから、全ての年齢層の人々に、人の命の大切さを教える教育を行なう
ことも必要になってくるでしょう。生きてることの素晴らしさを。

ともあれ、書いているときりがないので、この辺でやめておきますが、
お子さんをこのような痛ましい事件で失った悲しみを乗り越えて、事件を
風化させないよう、相次ぐ少年事件や警察などの問題をネットに訴えて
いらしたこと、本当に頭が下がります。これからも頑張って下さい。

「いっちゃんのイッチャッテルHOMEPAGE」
http://www.digital-waseda.org/~ichihara/