笑顔の友樹君の写真を拝見しました。
彼は、15年の人としての立派な仕事を終え、この笑顔のまま神様のもとで痛かったことや辛かったこともすべて忘れ、楽しかったことだけを記憶に残し、お母様や御家族の方々の幸せを思いつつ、それぞれ神様によって定められた仕事を終えて再開できる日まで、天国で先に待って居られた方々と幸せに暮らしていると信じています。友樹君の仕事は、大変苦しく、痛みを伴う仕事だったと思います。でも、いまは、神様が友樹君のことを守っていてくださいます。天国で、天分のやさしい気持ちで、穏やかに暮らしていることでしょう。ですから、時間が掛かると思いますし、辛いことであるとはお察しいたしますが、このように信じることで少しでもお気持ちが軽くなればと思います。少なくとも私は、そう信じています。そして、もし、お母様がすこしでも元気を出して頂ければ、天国の友樹君は安心することでしょう。なぜなら、友樹君がこの地上で一番最後に思ったことは、お母様と御家族に対する心配だったと思うからです。友樹君は、情緒未発達の少年たちによる暴力の犠牲なんかではありません、
立派に神様に定められた仕事を一生懸命終えて、神様の元へ帰っていったのだとおもいます。
私の友人は、27歳にして、2年前に完治したはずの乳がんが肝臓に転移し、先月急になくなりました。かわいい養子の赤ちゃんを迎えた直後のことでした。今でも思い出すと涙がでて辛いですが、彼女が私に個人的に残してくれた思い出や、教えられたことなどをおもいだすと、神様が彼女を友達として私に与えてくださったことにまず感謝せずにはいられません。もちろん、彼女はもっと生きたかったと思いますし、私ももっといっしょにいたかったです。しかし、その悲しみの前に、彼女が残してくれたものをまず大事にしなければ、彼女が一生懸命生きていた意味、そして、私と共に過ごしてくれた時間を無駄にしてしまうような気がするのです。
加害者や、関係者達は、罰のあるなしに関わらず、今後一生後悔の念にさいなまれるでしょう。後悔する能力もない人たちであれば、死後、地獄に落ちて、永遠に苦しみ続けると信じます。
このhpを通して、多くの人に現状について考えさせ、勇気をもって少年犯罪に対処するように考えを変えさせるということは、非常に尊い仕事だとおもいます。友樹君がやさしい息子さんだったからこそ、多くの人が、この事件についてショックを受け、考え、そして少しづつでも世の中を変えようとしはじめることができるのだとおもいます。友樹君は、そんなきっかけを私達に残してくれました。そして、お母様が、その仕事を引き継いで、社会に問い掛けておられます。
「・・・するべきだ」、とか、「・・・しなくてはならない」というのは簡単です。私は、非力な個人です。アメリカに住んでおり、日本にも年に1度程度しか帰れません。でも、このhpを拝見したものの責任として、友樹君が残してくれたもの、そして、お母様が皆に辛い中で分かち合ってくださったものを無駄にしたくはありません。どこまで私が個人でやれるかはわかりません。まず、この事件を一生忘れないこと、そして、愛のある家庭を築き、自分の子どもを人の痛みが分かる子どもに育てることからはじめたいと思います。私は、このような問題が、簡単な法律改正で解決するとは思いません。一人一人が、このような悲しい事件をどう受け止め、実際にどう行動するかの方が長い目で見て大事だと思うからです。個人レベルに逃げていると思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、自分に実際にできることからはじめることが大切だと思うのです。
最後になりますが、お母様、お辛いとは存じますが、お体にはくれぐれもお気をつけください。また、このサイトを拝見させて頂くと思います。
ペンネーム:Kyoko(恭子)