ホームページを拝見いたしました。しかし、まだ全てを見終えておりません。何故な
ら、胸に込み上げて来る気持ちと溢れ出て来る涙をとても押さえ切れないからです。
私も2人の子供を持つ親です。最愛の我が子たちの幸せを願わない日は1日たりとも
ありません。この気持ちは、子を持つ普通の親であれば誰でも同じだと思います。
友樹君を突然に、しかも余りにも非道で卑怯なやりかたで失われた飯島様の心中を察
しますと、まさに言葉もありません。
近年、少年による凶悪犯罪が多発しており、今こうしている間にも、何の罪もない子
ども達の心と身体が傷つけられ、貴い命までもが失われています。
現行少年法が成立した時期においての状況では、確かに少年法は更正目的法としての
役割を果たしていたでしょうが、この法律が今の世情に適合していないのは明らかな
事実として法曹界、マスコミ、学校等において、より一層の認識をされるべきだと考
えます。また、凶悪犯罪に走る少年は、自分達が少年法によって守られており、何を
しても社会的、刑事・民事法的な責任追求をされないことを良く知っています。その
上で罪を犯し、逮捕拘束後も人権派(?)弁護士から「反省している、こんな結果に
なるとは思わなかった」と言えば「将来ある少年に更正の機会を与えるべきだ」とい
う裁判所の結果が出る事を吹聴されます。そして、本当に反省していようがいまいが
2〜5年を経て社会復帰をします。
犯罪を犯した少年はそれでいいでしょうが、その被害者や遺族はどうなるのでしょう?
悲しい気持ちを一生持ち続けなければなりません。犯罪少年の更正もさることながら、
被害者及びその遺族の精神的・肉体的な社会復帰こそが何よりも重要なのではないで
しょうか。
飯島様やその他、お子様や家族を卑劣で非道な手口で失われた方の惨劇は、決して他
人事ではないのです。いつ、我が身と家族に降り掛かってくるかわかりません。これ
以上、被害者と惨劇を増やさないためにも、少年法改正を含め社会全体の正義と秩序、
道徳心のあり方を真剣に考えていかなければならないのではないでしょうか。
それこそが友樹君をはじめとした多くの被害者への鎮魂であり、残された遺族の方々
の社会復帰への第一歩になるものと思います。
飯島様のこれからの人生において、友樹君はきっと心の支えとなって生き続けてくれ
る事と信じ、これにて失礼いたします。
(気持ちが先走り、稚拙な文章になってしまいました事をお詫びします。)

吉崎 敏晴