HP拝見いたしました。
お亡くなりになった御子息に対する愛情の深さを感じさせられるHPでありながら、内容は非常にショッキングでした。これが正直な感想です。お書きになっている内容がショッキングなのではなく、事件の経過、それに対する警察の対応ぶりなどについてです。
私は以前タイに住んでおり、その時に非常に仲の良い友人を交通事故で失いました。タイ人の運転手が運転するトラックと友人の車が衝突したのですが、その時タイの警察は死んだ友人の車に同乗していた人たちの証言などを一切参考にせず、いつの間にか加害者側からの供述だけで調書が作成され、友人側が一方的に悪いということで片づけられてしまいました。タイ警察に抗議するも、調書ができあがっているのでどうしようもないという一方的な返事で、日本大使館のほうでも全く関知せずという対応ぶりでした。後で知った話では事件を担当した警察官などに加害者を雇用しているタイ人が手を回して、事件をうやむやにしてしまったのです。非常に悔しい思いをしました。友人は罪を着せられ死んでゆきましたが、それはタイで起こった事件であって、そのようなことが日常茶飯事に行われている国での話です。しかし、ここは日本であり、世界でも有数の法治国家であるはずなのにこんな馬鹿なことがあって良いものだろうか、という気持ちでいっぱいです。加害者の少年たちは「絶対」に少年法についての知識があったと思いますし、漠然とでも人を殺しても未成年であるうちは、成人と同様の処罰は受けないと思っていたはずです。いったい何処の世界に人を殺しても大した罪にならないと考える人間たちがいるのでしょうか?また、そこまでして守らなくてはならない加害者少年たちの「人権」とは何でしょうか。人を殺した人間の人権が尊重され、被害を受けた人間の人権は尊重されないなんて絶対に許されることではないです。
今申し上げられるのはお亡くなりになったご子息のご冥福を祈ることと、一日でも早い法の整備、並びに少年法の廃止、もしくは大々的な改正です。それを無くして明日の日本は無いと思われます。こんな馬鹿なことは絶対に許せません!!!
この様な理不尽な事には負けず頑張ってください。応援しています。
大西