こんばんは。PierrotのHPを閲覧中、BBSを読んで、HPを御邪魔しました。
ええと……実名で、お話しできなくて、ごめんなさい。
ライブネームという、ライブでだけ使うあだ名のようなもので、名乗らせていただきます。
遊儚(ユハカ)と申します。

友樹君の事件を、私は何も知りませんでした。あまりテレビも見ず、世論に疎くて馬鹿にされてしまうような生活をしている女子高生です。
友樹君と同じように、Pierrotに夢中になって、ライブに行って、学校に通って。
そんな日々が、続くんだと思っていました。
私は小心者で、犯罪というものが何より怖いタイプの人間です。
ですから、友樹君の行動は「良くない」と云えます。もし友人だったなら、諭すことも出来たかもしれません。
自分の範囲の中で、どうとでもなるものならば、私は何も云えません。
煙草もお酒も、自分の身体を壊すだけですから。
けれど。
けれど、他人を傷つけていい権利なんて誰にもないと言うこともはっきり言えます。
傷つけられたから傷つけていいなんてこと、あるわけがない。
まして、その存在を消してしまっていいなんてこと、あるわけないんです。

数年前に起きた、純くんの事件を、おそらくご存じだろうと思います。中学二年生の男子生徒が、幼い男の子を殺害し、首だけを中学校の前に放置した、という事件。
あの事件の被害者のご両親の手記を母から貸して貰い、読んだことがあります。
同じように、少年法への疑問、被害者のプライバシーの無視、加害者の誠意の無さetc。
切々と、ご両親自らの手で、書かれてらっしゃいました。
今、同じような、名前を付けようのない感情が、心を占めています。

Pierrotのメンバーに、潤、というギタリストが居ります。
私は、純くんから、潤という大好きな存在を連想して、それだけで苦しみや悲しみが増しました。
同じように、私たちPierrotのファン(ピエラー)にとって、同じPierrotという存在を愛していたという事実は、それだけで仲間意識を呼びます。
友樹君がピエラーだったというきっかけ。それはそれ以上でもそれ以下でもない、ただのきっかけですが、それがあったからこそ、私たちは友樹君という存在を知り得ることが出来ましたし、覚えていることも出来ます。
忘れないで居られます。

私で良かったら。
私で良かったら、覚えています。ずっとずっと覚えています。
私の中の、Pierrotを想う感情の中に、これからは友樹君も居ます。
その想いと一緒に、ライブに行きます。
忘れません。

友樹君という存在を、ピエラーとしてしか見ることが出来なくて、ごめんなさい。
けれど、それでも。とても大切な仲間です。これからずっと。
友樹君のご家族、お友達が、そしてこの事件を知った、話し合ったピエラーさん達が居る限り。
友樹君は記憶の中で、生き続けるのだと思います。

脈絡もなく、申し訳ありませんでした。
……何もできなくて、ごめんなさい。
友樹君の安らぎと、一刻も早い事実の究明をお祈りして、締めさせていただきたいと思います。

それでは。