はじめまして。
Pierrotのファンで朱月 潤弥と申します。
(無論、本名ではありません)
このたび、PierrotのオフィシャルページでこちらのHPを
知ることとなり、足を運ばせていただきました。
一応一通りの内容を拝見させていただきました。
HPを読んでいて感じたのは、このHPの意図が何かということです。
単に「こういう事件があり、こういう子がいて、こんなふうに対応されて
かなしいんです」ということを伝えたかったのですか?
それならば、特に何も申しません。
あえて感想をいえば、「それは大変でしたね。がんばって生きてください。」
としか申し上げられません。
もしこのHP開設の意図が他にあるとしたら(例えば、少年法の見直し要求を
もっと積極的に行いたいとか、警察、関係各所に今回の事件の真相を明らかに
してもらいたい、謝罪して欲しいとか二度とこういう事件が起きないようにという
願いとか)もうすこし内容を考慮されてはいかがでしょう?
マスコミの理不尽さと同じ物をこちらのHPに感じます。
主観的な感情が先行していて、何をどうしたいのかが見えません。
ただ大きな事件の後ですから混乱されているのかもしれませんが…。
インターネットで公開するという意味合いをもう少し考えていただきたいと
思います。
私にとって息子さんというのは一種の同族意識の芽生えた人間で、その人が
行った行為に対しても、理不尽な殺され方をしたということに対しても
とても辛いし、悔しいです。
お会いした事はないかもしれませんが、どこかの会場で同じように感動して
いたかもしれません。
そう思うと、やはりとても苦しいです。
だからこそ、貴女がどこへすすもうとしているのかとても不安でなりません。
私は子供を持ったことはありませんが、大切な人が死に直面したことは
たくさんあります。
その度に世の中の理不尽さを嘆いてきました。
「あの人の代わりにあの無能な政治家が死んでしまえば!」と何度
言った事かしれません。
私では到底理解できない苦しみを経て、亡くなった人もいました。
涙を流して泣くことができないほどからっぽになったこともありました。
その際の報道や、周りの意見で苦しんだ事もありました。
事実は今も闇の中です。けれど私にとっては「どうして死んだのか」ということ
よりも「これから私がどう生きるべきか」ということが大事でした。
今回の様な事件ではやはり事実というものを知り、それをきちんとした形で
公開され、加害者本人達と家族にその重さを認識してもらうことが貴女にとって
大事ならば、貴女がすべきこと、受け止めなくてはいけないことがわかって
いかれるかと思います。
人間をさばくのは人間が理性で作り上げた法律だと思います。
そして今問題なのは、その法律に矛盾と穴があることだと思います。
貴女の息子さんが裁かれるのも、加害者の少年が裁かれるのも同じ
法律でなくてはならなかった。
それを曲げて、勝手な考えと勝手な行動で犯した罪は許されるものではないと
思ってます。
あえてルールや法律という規制のない世界。
それがきっと理想です。
Pierrotというバンドの与えてくれる世界はそんな世界です。
そこで私たちは自分達がどうあるべきか、人の痛みはどういうものかを
常日頃考えてます。(ルールのない世界は大変です。)
いま私たちが築こうとしてる世界が、広がり、それが当然の世界になったとき
人は本当の進化をとげるのだと思います。
最後に。
がんばってください。がんばっていきましょう。