御意見ありがとうございました。多分、大勢の方から反応があ
ることでしょう。書くのは遠慮したいと思いますが、皆さんの意
見も少しずつ立場がちがうように、なかには、言辞の中であなた
に意見している人に意見を送りたくなるような別の思いもありま
すから、あえて書きます。

 私はあなたが考え、あなたが思われることに意見を返そうとは
思いません。皆さんに、この事にもう触れるのはやめた方がよい
のではないですか、と申し上げたつもりでした。あなたがいく
ら正論を述べたとしても、意見をする人達の立場が違うのですか
ら、言えば言うほど「当事者」が煩わしい思いをされるだけと思
うからです。
 京子さん自身が、言うのはやめて、と言われているのですから
ここは、理論の問題ではなく、心の問題なのではないでしょうか。
あなたの納得のゆく回答などここでは出ないと思います。心の問
題をぬきにしては進めない問題だからです。しかも、何よりも大
切なのは、論者ではなく「当事者」です。

 かりに裁判のことを考えるとしても、自分の不利なことなど、
わざわざ言いたてる世界ではありません。否定のしようがない事
実があっても、「不知」「不知」で、弁護士の答弁書が返ってく
る世界です。お暇ができたら、いくつかの裁判を継続して傍聴し
てみてください。

 友樹君の事件だって、少年の心理の面で、限りなく分からない
ものがあります。形で言えば犯罪行為であっても、お母さんには
言えない辛い部分も、あるかもしれません。そう言うことを含め
て発言していかなければならないと、私は思うのです。でも、あ
なたは、これからの人、物事をはっきりさせたいのもあなたの自
由でしょう。どうしたら説得できるか、あなたがよければ、どこ
までも考えてほしいと思います。