このサイトの存在意義は、「一人の少年が非業の最期を遂げた」という厳然たる事実にあります。
言い換えれば、生命がどれくらい大切なものかを改めて世人に突き付けたのです。
そして、反応は人によって違いますが、みなさんが命について改めて考えた事だけは
確かです。こうした事実に少しでも多くの子供や大人が目を向けることに意味があるよう
な気がします。少年法についての私の立場は、保留です。ただ、少なくとも、復讐の大合
唱は聞きたくない。私がこのサイトから教訓として得たものは、法律論よりも今までの報
道のあり方にこそ問題があったような気がします。「現実とのなれあい」とでも言えばい
いか、メディアは現実の重さが判らなくなってしまったらしい。勿論、我々も含めてです
が。
フィクションは時に妄想を生みますが、「厳然たる事実」は多くの人に反省を促しま
す。今日、子供達の世界も大人達の世界も、妄想は跋扈するが、「事実」は、日々に希薄
になっていくように