私は千葉県のある高校で教鞭をとっております。恥ずかしい話ですが、本校でも数年前、あるク
ラスで激しいいじめがありました。被害者は3名で何れもおとなしく目立たない生徒でした。首
謀者は3人で、こいつらはクラスでもかなり目立つ連中でした。事件発覚後、取り調べを生徒指
導部で行っている内に驚くべきことが分かってきたのです。それは、いじめは約半年前からおこ
なわれており、クラスの比較的大人しい生徒も、だんだんといじめに加わっていき、最終的には
クラスの半分が加わっていたことが分かったのです。いじめの内容は詳しくはかけませんが、裸
にして写真を撮っていたというような内容の物も含め、それはひどいものでした。今、考える
と、よく自殺しなかったとも思います。半年もの間、見つけることができなかった我々教員の力
の無さはいいわけのできないものです。首謀者の3人は被害者への謝罪、主犯は退学、その他2
名は無期停学となりました。無期停学となった2名も、その後、事件を起こし退学となりまし
た。私個人の考えではいじめは麻薬のような作用があるものと思います。長くつずけているうち
に、回りの生徒もそれにくわわてしまうような現象はこれにあたると思います。罪悪感が麻痺し
てしまうのでしょう。しかし、首謀者の3人はそうではありません、始めから罪悪感などなく、
生徒指導部の取り調べの最中も、それを感じられる返答はありませんでした。被害者の3人がの
ろまでむかつくとか、ふざけていただけだとか、信じられない言葉がかえってきました。取り調
べをしていたある教員はそれを聞き、何発か殴ってしまったそうです。親を呼んで事情を話した
時、首謀者3人以外の親は泣きながら詫びていきました。しかし、首謀者の親は、驚いたこと
に、自分の子供の悪いことを認めないばかりか、殴った教員をせめ、あげくの果ては被害者の生
徒がのろまで実習などの邪魔になるから、教えただけだと言う始末です。10数年間こういった
親にそだてられたら、自分中心の考えしかもてない、恐ろしい子供が育つのも仕方がないことだ
と思います。友樹君を殺した連中も同じような連中だったのではないかと思います。私は法律は
専門ではありませんが、こういった少年達に少年法の適用はおかしいのではないかとおもいま
す。成人とおなじ法で裁くべきではないでしょうか。まとまりなく書いてしまいましたが、あな
たのHPを読んで、悔しい気持ちを痛感しましたので、筆を執らせていただきました。頑張って
下さい、影ながらではありますが、オウエンさせていただきます。