可愛いお子様の友樹君の写真や、生い立ちを拝見しました。とても聡明そうで、そんな宝物であ
る男の子を失ったお母様の悲しみに、大変心が痛みます。この国の民主主義は、戦後の米国や英
国の連合軍から敗戦という形で受け取った、いわば、勝ち取ったのではなく与えられた形での民
主主義です。そのため、人にとって大事な自由と民主主義は、何もしなくとも得られるのではな
く勝ち取らねばならない、という大事なことに気付いていません。ほぼ60年前のアングロサク
ソンの人々の社会の状況をそのまま、当時の日本の復活に用いたのだと考えています。しかし、
時代は変わりました。この「平和憲法」には、重大な欠陥があると思います。それは、友樹君の
お母様のおっしゃっている通り、50年体制の古い政治家や官僚に今だ支配されているという、
政治と社会の現実です。司法ももちろん然りです。アングロサクソンの国々では、例えば英国
は、北アイルランド紛争のあおりで、爆弾テロのために、ロンドン中の街角にテロリストを取り
締まるべく、ビデオカメラを配置しているのですが、その中に弱者の老人を金属バットで13歳
と14歳の子供たちが殴り殺すという一部始終が映っていたのです。もちろん、その子供たちは
死刑になったように聞いています。米国でも、州によっては、少年でも死刑または重罪が科せら
れます。つまり、わたし達の国日本が模範とする国々では、既に少年という幻想は無いのです。
悪い事をした人間は少年であっても、大人であっても区別しないのです。これが世界標準です。
戦後の社会主義・共産主義にも似た日教組教育を受けたエリートと呼ばれる人たちの意識改革を
是非行わなければなりませんね。この国からいじめと、反撃を許さない間違った平和教育を追放
して、少年たちにも大人にも正義を夢を語れるような国になるまで、ともに手を携えて戦いまし
ょう。