私は、日本にきて今年で5年なる韓国の留学生です。
今は大学で勉強をしています。私の学校の講義にも教養科目として法学がありました。その講義の中で「淳君」の事件とかを例にあげて少年法の勉強もしました。
そのときも思いましたが今の日本の少年法って本当に甘いですね。それに矛盾だらけ。
全く誰のための法律なんだろうと思ってしまうのです。
第三者の私がこんな思いなのに被害者である友樹君のご両親はどんなに辛い思いをしているだろうかと思います。

 私の国、韓国はこのような事件はあまりありません。
すくなくとも私が向こうにいるときはそうだったのです。ここではあまり向こうのニュースを聞くことが少ないですので分かりませんが、もしあるとしてもきっと少ないと思います。ですのでこのような事件が起こった場合の少年法も分かっていません。
でもこのような事件が少ないということは韓国の少年法の方が厳しいからではないかと思います。

 大学の講義のなかでこんな内容がありました。
たしか女子高校生を部屋に集団で監禁して何日にかけて殺した事件だったと思いますが、そのときの犯人達が懲役を終えてからのある雑誌のインタビューで
そのときは悪いことをしたと思う、でもそれの償いはしたつもりである。といったことを反省の気配も見せずに話したそうです。
それに少年犯罪を起こす少年らは「今は少年だからもし逮捕されても重い罰には当たらない」といった意識があるようです。
加害者の少年側の弁護士もとりあえず謝ることを進めるということを聞いたような気もします。
友樹君の加害者たちも供述では「飯島さんに悪いことした。今は反省している」といってるんですよね。
でも本当にそう思ってるのでしょうか。私のも疑問です。だって上に書いた女子高校生殺人事件の加害者も全く反省していなかったですよ。彼もきっと当時の供述には友樹君への加害者達と同じ供述をしたはずなのに。

 アメリカは刑事処罰の対象年齢が14歳だそうです。
日本は確か16でしたよね。それに、もし本当に残酷な事件が発生した場合には少年だとしても実名も写真も報道しているそうです。
なぜなら少年の更生の可能性を考えるのも大事だけど、あんなに残酷な犯罪を犯せるならその人が少年であろうともその人から社会を守るべきだという考え方をしているからだとうです。とても一理ある話だと私は思います。
自分の弟みたいに幼く無気力な子供の頭を切り取って殺したり、殺してみたいという衝動から殺したりする少年達が話して懲役を終えたとしても更生するのでしょうか。私には今の少年犯罪はまるで流行物という風にしか思えません。
このような事件を聞くたびに思うんですけど少年法を革新的に変えるべきですね。

このような少年の事件。甘い少年法のせいで無期懲役などの最高刑に罰せられても実際は7年ほど経つと「仮出獄」で出られるそうです。
被害者側としたら全然納得いきませんね。
現在の法律では改革がない限り現実のことです。ですので民事訴訟でもして少しでも悔しい気持ちを晴らしてください。
おかしなことに民事訴訟を起こすにも期限があるようです。それを逃してしまうともうなにもしようがないみたいです。

 こんなことを考えるとある意味、私に日本は矛盾だらけの国です。
青少年達が当たり前のように「キレル」などのことばを使い自分達の行動を合理化させる。
それに大人たちは反論できない。教育からもおかしいと思いますがとりあえず変です。

あまり役にも立たないことをずらーっと書いてしまいました。
愛する息子さんを失ってしまってどんなにつらいでしょうか、どんなに悲しいでしょうか。
きっと私はホームページを読んで流す涙の量ではその気持ちを知り尽くすことはできないでしょうね。
どうか是非元気を出してください。