私はお母さんのHPの強みは、お母さん自身の悲しみが伝わってくるだけでなく、
事件の一つ一つの経過をお母さんが丹念に追って、記録を取っている点だと思います。
ただ、「ご意見」欄を読んでいる限り、7・24の「こまったさん」のメッセージには一理ある
と思います。
今、日本では少年法改正が議論されていますが、わたしはそれより重要なのは、警察内部のなれ
あいを叩き切ることだと思います。警察が一存で、被害届けを受け付けなかったり、真実を曲げ
た罪状を捏造していることのほうが、少年法よりも問題です。
カリフォルニア在住の元日本人のかたは、「11歳だろうが終身刑でぶちこまれる」アメリカ
を、正義の国のように書いていらっしゃいますが、アメリカの司法制度も問題だらけです。
黒人の少年は未成年でも大人として罰せられる率が(全く同じ罪でも)白人の少年の何十倍も高
いのです。
ゆうき君を殺害した少年たちには当然重い罪があります。この少年達をどう社会として罰してい
くのかは難しい問題です。しかし、罪状を自分達の一存で軽くした警察の罪は、もっと白黒がは
っきりつく問題です。死因時刻をわざと明らかにしなかったのは何故か追求すべきです。少年A
の親戚の暴力団への配慮がからんでいるとしたら、担当者は免職どころではなく、刑罰を受ける
べきです。ただ、警察をお母さん一人が相手にすることは難しいと思います。警察自体がまるで
暴力団まがいなのですから。「市民を守る警察とつくる」運動を組織化できないものでしょう
か?