はじめまして、じぶんと同年の人が、こんな被害に遭って、何とも言えないやるせなさ
を感じています。この度は誠にご愁傷様でした。
 まずこの事件の悲しい点は、まずゆうき君ら四人でスクーターを盗んでしまったことに
ある。「盗む」ということにもっとためらいがあったなら、ということが悔やまれてなら
ない。警察の言い分も多少はわかる。しかし本当に大切なのはそこではない。盗みは確か
に悪い、これは窃盗という犯罪だ。しかし、数十万円のスクーターの窃盗の代償として奴
等はかけがえのない命を逆に奪った。その時のことを読ませていただいたが、これが人間
にできることなのかと思う。普通の喧嘩ですら高等学校では停学処分になるほどのものと
されているのに、大人数で一方的に、長時間にわたって、意識を喪失してもなお残虐な暴
行を加え続けた。しかも反省の色がない。こういう輩をなお執拗にかばうためにあるのが
少年法ならば、そんなものはいらない。
 文明が発達し、情報もより多く流通し、様々なめんにおいて発展し移り変わっていく社
会の中で、当然人の知能も発展していくのだから、不変の真理を除いて、その他のきまり
もそれに殉じて変わっていくべきである。つまり、この場合は、少年法の改革。政治家を
始めとする公務員達は、トップは一流大学出の爺共で占められる。いつまでも、時代にそ
ぐわない古びた者共が未だに権力にしがみついている。これも実はこの事件を始め、多く
の事件に密かに関わっている。
 これからの課題が見えたので、我々は努力をもって、この状況を改善すべきなのだと思
う。そのためにも有権者は選挙に行きなさい。自分も二十歳になったら必ず行くから。
 それから最後に、ゆうき君のお父さんお母さん。辛いでしょうが、これからも頑張って
生き続けて下さい。そうすればいつかは少年たちを許せるはずです。けれど、このことは
決して忘れないで下さい。僕もしっかりと胸に刻みます。