朝日新聞のHPにより貴HPを知りました。御子息を亡くされたことに心よりお悔やみ申し上げ
ます。陳腐な言い方で恐縮ですが、このような事件が二度と起こらないよう、我々は心しなけれ
ばなりません。
それには我々の子供たちの世代(我が子、他人の子問わず)に対する躾・教育の向上が大前提で
すが、と同時に現状にあまりにそぐわなくなった少年法の改正が必要でしょう。
ここで一つ障害となるのは、
@人権屋と呼ばれる法曹界や政界に跋扈するきわめていびつな人権観を持つ人々、
A子供達にことさら権利・自由のみ教え、義務・規律を軽視する一部教師
Bそれらに同調するマスコミ、特に新聞メディア 
ではないでしょうか。
特にBについては世論形成に大きな力を持つだけに、少年をここまで甘やかし、そそのかし、そ
の犯罪への対処が腰の引けたものにしたメディアの罪は非常に重大であると思います。
例えば、警察官がやむなく容疑者に発砲するケース、これにメディアは例外なく批判的なニュア
ンスで報道します。暴走族を注意する際拳銃を抜いただけで懲戒免職になった警官がいたのはこ
ういったメディアの姿勢の賜物でしょう。
また、少年法改正に関する(朝日に代表される)新聞メディアの論調には必ずといって良いほど
「感情に走るな」「時間をかけた論議を」「少年の更生を第一に」といった文言が並びます。一
体これほど被害者をないがしろにし、犯罪者を勇気づける言い草は無いのではないでしょうか。
少年法が施行された時と今とでは少年を取り巻く環境は大きく変わっています。身寄りも無く、
飢えにさいなまれた子供が巷にあふれていた頃ならば、少年法の「更生を第一に」という理念も
是認されるでしょう。しかし、我慢のできないわがままな子供たちが気の向くまま、しかも何を
やっても少年法に守られていると十分認識した上で犯罪を繰り返している現状に少年法が完全に
無力であることは良識有る人ならとうの昔に分かっていたことです。その現状に明らかに背を向
ける朝日に代表される新聞メディアは、少年犯罪が繰り返される今の社会を作り上げた当事者の
一人と思います。
朝日新聞の使命は無知な大衆を「啓蒙」することにあるそうですが、その前に自らの「良識」を
外部の第三者にチェックしてもらう必要が有るのではないでしょうか。