はじめまして。41歳の母親です。

事件の事は、当時より知っておりました。
私は、高校1年の息子と他、娘が2人います。
友樹君の年齢が止まった時と同じ年齢です。
最近では、部活だ、バイトだと言い忙しくしています。
携帯電話も、もちろん持っており、パソコンで何やらアクセスして夜遅くまで起きています。
心優しい、動物好きで、争いが嫌いで、しかしながら親として、もう少し核なる信念を持って、時間を費やしてもらいたいと思っております。(人それぞれですが、親の期待とは、常にあるものです。)
毎日の時間は、ある意味緊張しています。
「明日の予定は?」「学校で、なにか楽しい事あった?」
未だに、「靴をきちんと脱ぎなさい」「お茶碗をちゃんと持って」「物を大事にしなさい」
「うるさいババァーって今、思ったでしょ!」『思ってないよ』
「聞こえたよ。あんたの人生の財産なんだからね」
いったい、何時まで言い続けるの?たぶん、ずっとでしょうね。

昨今の「少年犯罪」の多さ。
いつ自分の子供が「加害者」「被害者」になるのではないかと思う、緊張感。
どちらにもなってほしくない、そう願い育てる。私にできるのか?この子が何時の日か、幸せに召されるのだろうか?
20歳を超えても、子供は子供。いつまでも子供を持っている以上、親としての立場、責任は架せられている。最近のニュースでは、奈良県の幼児殺害。
被害に会われた、親御さんは、さぞ言い表せない苦しい毎日を過ごされているのでしょう。
また、加害者の親御さんやご親戚の方は、あの日から顔を上げて世の中をこれから歩いていけないのでしょう。(たぶん)
私が、同じ立場になったら、私はどうなるのだろうか?
それは、わかりません。
今、居る、その子が、ある日消えてしまうなんて。または、大事にしていた方に傷をつけてしまったら。。。

今の世の中、形を変えて命を奪われる事が多いように思えます。
災害か、事故か、殺人か、病気か。
だからこそ、朝、夜の「いっていらっしゃい」と「おやすみなさい」は子供の顔をみるようにしています。
「その時」が来ない事を祈りながら、そして「その時」が来たら自分の子供の顔や姿が思い出せるように。

このような気持ちになるのは、おそらく、友樹くんの事件等々の「犯罪」が多い為、今一度、親のあり方、子育てのあり方を考えさせているのでしょう。
それは、誰のせいにするのではなく、個々の内にあるモノの問いかけているのだと思います。
生きている私たちが、「生き方」を考えなければいけないチャンスを、身を以て与えてくださった友樹君に、感謝しております。
どうぞ、まずご自分を愛し、残されたご家族を愛し、御身体を大事にされ、益々のご活躍、陰ながら応援をしております。

私の今年の目標は、「丁寧に生きる」です。

Pen name@ががも