本当に久しぶりにお邪魔させていただきます。
子供の学校で、今、「生と死」について親はどうやって子供に伝えるか?そして伝えられるか?という議論が持ち上がっています。しかし、お子さんを理不尽に亡くされた経験がある方の中には、「死」という言葉を聞くのも見るのも嫌、つらい、という意見があり、この議論自体、本当に難しい問題であることを痛感すると共に、Yuukiくんのお母様の京子さんの日々の活動に、本当に頭が下がる思いと、胸が詰まる思いでいっぱいです。
そして、8月頃の、女子高生コンクリート詰め殺人事件のDVDをご覧になったと言う方の書き込みを読ませて戴いて、事件当時のことを思い出しました。TVのニュースから、画面を通され、被害者の女の子のはにかんだその笑顔が、今でもはっきりと思い出されます。その頃の私や、友人、男の子達も、事件を起こした子供達とほぼ同年代。志し高く、真面目になにかを目指している子供とは対極のところにいた私達だったけど、既に親になった子もいたからでしょうか。その後出版された佐瀬稔氏著の「うちの子が、なぜ!」という本をみんなで回し読みました。事件のあまりの酷さに、言葉を失い、自分達と照らし合わせても、加害者の心情にはとても寄り添えるものではありませんでした。そして、なにか言い知れぬ「怖さ」を感じました。それから、十数年過ぎましたが、私や、当時の仲間達には、被害者の彼女と、「怖さ」が今だ心の中に確かにいます。
今思うと、その「怖さ」とは、思春期にある、危うい自分の中の怖さだったのかも知れません。そして、親になることの怖さだったかもしれません。
親となった今、近所の高校生の女の子に、息子が反抗期になったらどうするの?と聞かれたとき、「私も、悪いこといっぱいしたから、息子の気持ちは判るよ。けれど、すっごい怒るよ。」と言ったら「意味不明ー。」と言われちゃいました。素直な反応だと思います。でも、判ることと、それを認めることは違うと思います。それをどうやって子供に伝えるかは、もう少し考えることが私自身必要・・反省。そして、息子が、もう少し大きくなったら、是非このホームページに親子で訪問したいと思います。
最後に
生きて戻ってきて欲しい。体に触れたい、抱きしめたい・・。本当に親としては、それしか有り得ません。
私に出来ることは、子供に伝えること、と思い、長々と書き込んでしまいました。京子さん、Yuukiくん、お許しください。そして、京子さん、どうぞご自愛ください。勝手なお願いですが、このホームページがいつまでも続くことを心から願っています。
PN ほうもんしゃ