初めまして。現在高校三年生のsunburstと申します。
 
息子さんの事件について、読ませていただきました。陰惨な事件、というのが第一印象です。なまじなまぬるい環境で育ってきた私には、正直想像しがたい、という面もありました。
 
少年犯罪の被害者に対する保護は、本当に弱いと感じます。では、それは何故かと考えると、やはり大人の視点が中心となっているからなのではないかと、そう思います。
 
被害者の恨み、というのは、正直現状の法律で晴らされるものではない、と感じています。大体は極刑、もしくは終身刑を加害者に課することが出来れば、多少は報われるかもしれませんが、死刑制度の有無さえ論議され、終身刑が存在しないこの国においては被害者が少年犯罪の判決において満足することなどほとんどないといっていいと思います。
 
少年犯罪において、加害者を擁護する大義名分としてよく使われるのは「社会復帰」という言葉です。この言葉で全てが決定されます。
 
「社会復帰」というのは、あくまでも大人から見た可能性です。というのは、犯罪者が完全な社会復帰をすることはまず確実ではないということです。私個人の意見としては、友樹君の身に起こったこのような事件をおこした少年達に対し、社会復帰の場など与えたくはありません。友樹君は社会復帰どころかただ生きることさえできません。言い方は悪いですが、殺されたって文句は言えないはずです。同じことを彼らもやったんだから。では何故社会は彼らに機会を与えるのでしょうか。
 
多分、彼らに対する恐れを捨てられないからだと思います。加害者の少年達は、更正しないかもしれないし、更正して罪の意識を背負いながらきちんと生きるかもしれない。彼らがどのような人間になるのかは、誰にも分かりません。
でも、法律を監督すべき人たちは子供を「わけのわからないもの」として深く考えることから逃げているのです。
ここに、いつまでも少年犯罪が解決しない点があらわれている、と私は考えています。
 
また、マスコミの煽りが被害者・加害者両面を不幸にしている、ということも目立ちます。ゴシップ好きの消費者と、売り上げ至上主義の報道機関、どちらも最低だと思います。これは大人だけには限定できない部分で、全ての人が気をつけなければいけない部分であると思います。
 
とりとめのない意見を申し上げてすみません。でも、このHPを見つけて、実際の被害者の方に自分の意見を申し上げたい、との一存でメールをお送りしました。