究極の親馬鹿チャンチャコリンですよね。
19才と17歳の子を持つ40歳の父親です。
興味深く、最初から最後まで全て目を通しました。そして、最初に思ったことが上の言葉です。
トップページに “せめて 本当のことを教えて・・” とありますが、なんの、どのことを知りたいのでしょう?
本当の死亡時刻? ロータリーのところに運んだときにすでに死亡していたか? 加害者の少年たちに殺意があったかどうか?
私は、加害者の味方をする気はまったくありません。人、一人を寄ってたかって嬲り殺したのですから。
しかしながら、「警察は一方的に加害者の言い分だけ・・・云々」といいながら、このホームページでは、「とにかく警察は嘘をついている」
「少年A は暴力団幹部の甥っ子だから手心が加えられている」「絶対に殺意があったのだから、傷害致死ではなく殺人罪として逆送すべきだ」と結局あなたも一方的に言い分を並べ立てている。
K弁護士の話にしても「一般的です。」「〜のケースが多いですよ。」ってことは、八割方そうだとしても今回の事件は残り二割の方と警察が判断したのかもしれないわけですよね。
一番悲しいのは、どんないい加減な捜査だったにせよ(そのせいで軽い刑で済んだのかもしれませんが・・・)刑期が終わって帰って来た加害者に対して 「やれ、日記を書いて来い」 だの 「命日に線香あげに来い」 などと無理難題を言うあなたの心です。
私がその立場なら、いや、社会人と呼ばれて久しい現在でも正直無理だと思います。
自分が命を奪った人間の母親の元へ出向くのは、夜中に無人の墓参りに行くのとはわけが違いますから。
本当に心から反省したときに(5年、10年、いや、人によっては30年後かもしれないけど・・・)強制されずとも必ず謝罪に来るはずです。
比較にはならないでしょうが、私の知人には交通事故で人をはねて殺してしまった奴がなぜか数名います。
彼らは今も仕事やプライベートで運転していますが、口をそろえて言います。
「あのときの被害者の顔は一生消えない」「フロントガラスに叩きつけられた頭の音は耳から離れることはない」と。
加害者が笑っているだけで許せない気持ちになるのも判りますが、彼らも二度と降ろすことのできない十字架を背負ったのです。
そう思わなければやりきれないでしょう?
息子さんを悪者にする気はありませんが、ただの『やんちゃぼうず』ではなかったはずですよね。
夜の十時過ぎに行き先も告げずに家を出て行く、友人と単車を盗んで乗り回す・・・ 15歳にしては【立派な不良】だと思いますが。
私も中学入学と同時に不良の道を突き進んできたので加害者の気持ちがまったく理解できなくはありません。
自分、若しくは仲間の単車を盗んだ犯人が隣町の人間のせいにして、いざ隣町の人間が来て嘘をつきとおせなくなったら、「僕がやりました」ではヤキ入れられて当然です。
あなたは、「私がこのことを知っていたなら、絶対持ち主を聞いて謝りに行ったのに・・・。こんなことにはならずに済んだのに・・・。」と言いますが、その考えからして甘いです。笑っちゃうほど大甘です。
「テメエでやっといて親にケツ拭いてもらえばそれですむのか?!」 ということで、後日、倍ヤキ入れるか、「何かあればママが謝りに来る甘えん坊ちゃん」としていじめの的になってますよ。 私なら絶対そうしますね。
こういう言い方をすると「あなたの子供が殺されてもそう言えますか?」と反論する方が必ずいます。大勢います。
もし我が子が殺されたら・・・いや、仮にカタワにされても相手(加害者)をこの手で同じ目にあわせるでしょう。
相手を殺し返せばそれですむのか という意見も必ず出ます。でも、死んだ(カタワになった)子は帰ってこないのです。
せめて、そうでもしないといたたまれないでしょう? 気持ちの整理ができないでしょう? たとえそれが報復の連鎖を生むとしても・・・
あなたのように、いつまでも死んだ子の年を数えるような真似はしたくありません。
結局あなたは加害者に精神的なあだ討ちがしたいのではないですか? 「殺してやりたい」と何度も書いておきながらそれができないものだから・・・
加害者を呼びつけて包丁持って追い回してみたことはありますか? 母親が髪振り乱して鬼の形相で襲い掛かってくる、その光景を目にすれば加害者も、親にとって子とはどういう存在なのか、その存在を奪った自分の罪の深さ、大きさ、恐ろしさを 少しは理解すると思いますよ。
あなたが自分の体を賭ける気があればのことですが・・・
そうでなければ、ネチネチとホームページで訴える、いつまでも無理難題を吹っかける 『ウザったいおばさん』としか映らずに、余計に敬遠され反省の色も 『 あなた 』には 見せないと思います。
ひとつ気になるのですが、日記の最初にしか旦那さんは出てきませんが、現在は娘さんとあなただけなのですか?
もし、うちの女房があなたと同じ行動に出たなら、それで少しは気が紛れるのなら・納得できるのなら・・・と、止めはしませんが
正直、一歩距離をおいてしまうかもしれません。
ここに書き込みをなさっている方々は皆さん清廉潔白で慈悲深くて人の心の痛みのわかる方々なのでしょうね。
私の意見は極論ですし、見方によれば加害者を擁護しているかのように思われるかもしれません。
ただ、加害者の少年たち以上に悪さをしてきた者としては(たまたま相手が入院だけですんだり、速攻で逃げて面が割れなかっただけ)、『結果として最悪の状態になった』としか言いようがないのです。
よく年配の方などが「俺たちのころには暗黙のルールがあった」「1対1でやった」などとおっしゃいますが嘘っぱちです。
鉄パイプ、角材、ビール瓶、単車のヘルメット、ありとあらゆる物で殴りましたし、相手が本物の脇差を持ってたこともありました。
21〜2年前でもです。 たまたま互いに死ななかっただけ。
そんな経験もなく、安穏と日常を過ごしてきた方々に限って 「かわいそう」「やりすぎ」「加害者に重罰を」などと言うのです。
少年法改正もいいでしょう。 重罪なら長期刑もいいでしょう。 でも何も変わりませんよ。 やる奴はやります。
そういう奴は単純でバカですから。 反対に頭の切れる奴はもっと陰湿に巧妙になるでしょうね。
リンチのように直接手は下さずに、いじめで自殺に追い込まれる子供のほうが増えるんじゃないでしょうか。
息子さんの事件は本当に不幸なことだと思います。 子をなくした親の気持ちは察するに余りあります。
非常に失礼なこと、また、微妙に趣旨から外れたことを書いているかもしれませんがお許しください。
不快な感情を持たれる方、反論のある方も大勢いると思われますが、訳知り顔で 「頑張って」「涙が出ます」と言っている方々に言いたい。
この事件は対岸の火事ではありません。 あなた方の息子さん、娘さんが、いつ被害者、或いは加害者になるか判らないのです。
『 その時 』に現在の躾け方、接し方で子供と真正面から向き合えますか。
学校で教えるのは学業だけで、躾と道徳は親が教えるものだと私は自分の親から言われてきました。 勝手に背いてきましたが・・・
それがきっちり各家庭で出来ていれば、今頃 少年法改正などと声高に取り上げることもなかったのでしょう。
金子