鱸一浪さんの意見に対する反論を読みました。
それぞれの感じ方ですし、再反論があれば、ご本人がされると思いますが、投書者の人間性や人格を見下げるような言辞は、どうなのでしょう。ご本人が、ご自分のことであるだけに、その部分では非常に言葉を返しにくいと思います。そういう、それこそ幼稚で短絡な攻撃は、ここで繰り返しなされてきたことですが、意見の違いから、人格をおとしめるような表現は控えられませんか。
私個人の意見では、鱸一浪さんは若いけれど、精神的にかなりな経験を経てきている人で、人の心の問題や死について考え続けている人です。決して幼稚でなどありません。
犯罪加害者が、どのような刑を受けるかは、ケース バイ ケースです。それぞれの事件で、被害当事者の意見は、最も重視されなければならないと思います。その意味で司法の仕組みは変わる必要があるのだと思います。ただ、法律は大枠にすぎません。その大枠をどうするかという問題は、ケースを包括する最大公約数的なものにせざるをえないでしょう。刑法ばかりでなく児童福祉法も教育関連法もその他諸々の行政に関わる法が少年法と複雑に絡み合っています。法を変えたいのであれば、その法に関連する全ての分野の関係者や専門家の賛同が必要になります。飯島京子さんの活動はその説得から始まっていると思います。
当事者でない人が、他者の意見をここで叩いてみても、法の全貌のわかる人、子どもの福祉や教育に携わる人たちは、思想の土台が「公」の立場ですから、そんなに短絡にはいかないと思います。まず、そういう人たちは、ここで発言できないでしょう。・・意見を叩くのでなく、意見をしっかり聞くところから始めませんか。疑問があったら論理的に静かに問い返すだけで十分だと思います。
飯田 啓子