八尋さんへ
 ご意見、有難うございます。僕も多少勉強しました。あなたが言われてるのは、イギリスのボールビーがWHOの委託で戦災孤児を調査した時のご指摘の報告が後にいインプリンティング行動(刷り込み)などの観察実験によって、より強固なものになった・・・・と、そのへんのことを言ってるわけですよね?

ですから、僕は「3歳児神話」こそ「神話だ」と否定しているわけです。
言葉が足りなかったかもしれませんが、3歳児神話は偏ったイデオロギーだと僕も思っております。
むろん、これで、いまの子供の荒れ様をすべて語るほど僕は馬鹿ではありませんが一部の偏った共産主義者、社会主義者が、「育児の社会化」を正当化するのに、この3歳児神話(3歳までの、子育てに母親とのスキンシップが重要であるという説を否定する)を利用しているのは重要な要因の一つではないかと言っているのです。

3歳までの母親を中心とした子育ての重要性を「否定」する主張を「3歳児神話」といいそれこそ「神話だ」と僕は言っているのです。3歳以降の子育てがどうでもいいと言ってるわけではありません。誤解のないように。
サイレントベイビーと言う言葉を、あなたならご存知ではと思います。泣かない赤ちゃんのことです。赤ちゃんが泣くのは、欠落の表現だそうで、母親がそこで、あやしたり、声をかけることで、赤ちゃんは泣き止みます。つまり「コミニュケーションによる達成」の最初期の形態がそこにあるわけですが、その時に母親が適切な反応を示さないと、それが達成がされず、赤ちゃんは「怒り」そして、しばらくすると「諦める」そうです。それが度重なると、赤ちゃんは「コミニュケーションを通じた達成」があり得ないということを刷り込まれてしまう。事実、そういう赤ちゃんがいま、増えてます。

また育児の過度のファッション化によって、親がベビーカーを多用し、親子のスキンシップが不足しがちであることも要因の一つでしょう。
さきほど、あなたは「合理的根拠」はないと言われましたが、北海道大学教授で脳科学者の澤口俊之教授によると、「3歳になるまでの親(特に母親)のスキンシップを伴った子育て」の主張には合理的根拠があると脳化学の見地から証明されています。

彼の主張は、こうです。
「人間は非常に未熟な常態で生まれてくる。特に日本人をはじめとするモンゴロイドは他人種に比べても非常に未熟な状態で生まれてくるため、親が手をかけて育てる必要があり、そうでなうと前頭葉が未発達となり、社会的、公共的な行動が出来なくなる」
また19世紀、世界の二箇所で狼に育てられた少年の報告がなされています。確か映画にもなりましたね。発見された少年を人間社会に戻そうと周囲は努力しますが、結果少年は不適応を起こし死んでしまいました。赤ちゃんの時の情動が少年を狼にしてしまったわけです。

もっとも、自分で育てたくても、仕事など、やむ終えない事情で子供をベビーホームや保育所に預けなければならない母親も多いでしょう。ゆえに僕は決して保育所などの存在を否定するものではありません。子供をまともに育てられない親が多いのも事実です。新聞やニュースを見ればおわかりでしょう。またいま、トレンドの「自分探し」「自己実現」のために育児を人任せにしているエゴ丸出しの母親よりは、ベビーホームや、保育所のほうが、赤ちゃんのためにもいい環境であることは言うまでもありません。止む終えず子供をそういった施設に預けている母親は、そのかわり帰宅後、しっかりできるかぎりのフォローをする必要があるが、ここでちょっと問題なのは、そのフォローを「甘やかし」だと混同している親が一部にあることだそうです。

先述の澤井教授によると、子育ての基軸は
愛情豊かな環境の中で母親と密接な関係を持つ
子供の頃から大家族のメンバーとも密接な関係を持つ
父親の適切な指導(物事の善悪の判断)

ということです。少年少女の凶悪犯罪は、むろんこれだけで括れるようなものではなく
もっと、もっと根深いものであると思います。八尋さんも、できれば「だから自分はこう思うがどうだろう?」というご自分の意見をお聞かせいただけませんか?もちろん、他のみなさんもです。「実はこういう話もあるんだよ」「私はこう思うけどどうですか?」とか。この場を有意義な場にするためにもそういう話し合いがもっとあってもいいのではないでしょうか?地域の問題、教育、宗教、倫理、いろんな面から、みなさんと語ることで、このHPの趣旨のお手伝いになればいいと思ってます。すみません、なんか仕切るようなこと言ってしまって・・・・。

お母様、お風邪などお召しじゃありませんか?ご心痛、お察しします。友樹くんの魂がお母様を支え導いてくれますように祈っています。ひどく長くなり、申し訳ありません。反省しています。

                 1.15 中島浩光(HNひろみつ)