初めまして。
わたしは友樹くんより一つ年下の、Rabiっていいます。
何気なく開いたホームページを練り歩くうち、こちらのホームページにたどり着きました。
わたしは、いじめを受けたことがあります。
小学校6年生の時だったけど、男の子にいじめられていました。
女の子はことが終わったあと、さも心配しているかのように「大丈夫?」などと声をかけてきました。
いじめの原因は、わたしが女にしてはかなりだらしなく男勝りだったこと、自分の事を棚に上げて人のことを批判しまくったこと、いろいろあります。
きっかけは、普段メチャクチャだらしないくせにいじめの現場を見て止めに入ったからだと思います。
だからなのか、誰も助けてはくれませんでした。仲のいい女の子でさえ助けてなんかくれなかった。
相手が男の子なだけにいじめのやり方も暴力というカタチでした。左手の骨も折られました。
わたしはもう生きてたくなかった。でも、そんなとき助けてくれたのが家族でした。
「そんな学校なら行かなくて良い」と、卒業まで学校へ行かせることもせず、ただわたしの話を聞いてくれました。
「女の子なんだから家の用事いっぱいやっときー。」って、お買い物に行くにも、銀行へ行くときも、片時もわたしを一人にも独りにもしませんでした。
その当時は一人でいたいのに、って時もあったけど今考えたら意図的にわたしを一人にしなかったんだろうな、と思っています。
両親はわたしがいじめを受けていることを、担任の口から聞くまでは気づきませんでした。
わたしも、気づかせたくなかった。
いじめを受けるような、そんな情けない子が子供でごめんね、って恥ずかしくて言いたくなかったんです。
でも、その「担任から聞くまで気がつかなかった」ことに何か感じたんでしょうか、必要以上にわたしにかまってくれました。
同時期に引越し、中学も別のところに行かせてくれました。
今はわたしはすっかり立ち直り、大好きな音楽の夢を追い続けることが出来ています。
そこまで立ち直らせてくれたこと、今では(大っぴらだと恥ずかしいので)こっそり感謝しています(笑)。
このHPを見て、涙が止まりませんでした。他の方の意見は賛否両論で、どの意見も言いたいことはわかります。
でも、どんな時も子供にとって親は最後の砦だと思ってるんじゃないかと思います。
このHPを立ち上げて少しでも情報提供や意見などを求めようとしているお母様は本当に立派だと思います。
そして友樹くんにとっても誇りだと思います。だから、そんなにご自分を責めないでくださいね。
どんな親でも、完全に自分の子供を把握できないと思います。
子供でも、ひとりの人間なのだから親と考え方や行動が違って当然です。
わたしは、どんな理由があったにしても暴行はおかしいと思います。
たとえば一方に何らかの理由があったとしても、暴行を受ける理由は無いと思います。
だけど、悪いことをすることがカッコ良く見えるような私たち(未成年)の社会ではこんな事件は、哀しくも日常茶飯事です。
わたしの知り合いでも、そういう人たちが居ます。
悪いことをしなくても「仲間を抜けるって言い出したから」「就職するなんて言ったから」なんて理由でボコボコにするのなんて、珍しくないんです………
最近の成人式なんかでも妨害だとか、そういうおかしいことをするのが今の私たちの現状です。
そして、それがもうめずらしくないということ。
加害者を更生し、公開させることは難しいかもしれません。
でも、こんなに多くの応援者が居るということ、忘れないで下さい。
みんながみんな、理解者では無いかもしれませんが、否定的でもないということ、忘れないで下さい。
2004年、今年がご家族にとって少しでも良い年でありますように。遠くから祈っています。
Rabiでした。