お母様へ
新年になって、はやもう8日たちましたが、いかがお過ごしでしょうか。
僕も、ここへ時々お邪魔させていただくようになって、少年法のことを少し勉強してみました。また、なぜ、少年少女による、こんな酷い事件が頻発するのか、僕なりに考えてみました。お母様、他のみなさんも、いっしょに考えることができればと思います。
まず、日本の少年法ですが、櫻井よし子さんの「憲法とは何か」(小学館)によると、日本の少年法は、リベラルなアメリカ人が作ったもの、特に日本の場合、シカゴの少年法がお手本になってるそうです。
「子供は(子供は)善なる存在」という理想主義をベースにしたのがアメリカ、およびシカゴの少年法のようです。
しかし、アメリカでも、数年前、二人の少年が学校で銃を乱射し、他生徒や教師を数十人射殺し、自分たちもその後、銃で自殺した事件がありました。
凶悪化してる点では、アメリカは日本以上で、こういう現実により性善説に基づいた少年法は機能しないということで、シカゴの少年法も改正されました。
日本の場合、先述しましたようにシカゴの少年法が手本になってますが、戦後の混乱期、飢えや貧しさから犯罪をおかした少年達に社会的に更正の機会を与えようと施行されたもののはずです。
しかし、不況とはいえ、飢えも貧困もない、いまの日本に、半世紀前のこの法律が機能するはずがありません。アメリカでは、適用年齢を13歳に引き下げたようですが、日本の場合、そんな御手盛りをしても、焼け石に水だと思います。
僕個人の意見では、もう少年法は改正、もしくは廃止するのがいいのではと思います。あるいは、現代の日本を冷静に見据えた、新しい法律を創るほうがいいのではないかと思います。
最近の、若年層の凶悪犯罪の激化は、様々な原因が絡み合っており1+1=2というように単純ではないとも思いますが、僕が思うに、
1.地域社会の崩壊
2.家庭の中における父性の喪失
3.日本人の人権意識の低さ
4.歳児神話の悪影響
の3点が挙げられるのではないかと思います。
特に、3歳児神話ですが、これは赤ちゃんが3歳になるまでは、親がちゃんと手をかけて育てるべきだという考えを否定し、親の自己実現のためには、親の責任を放棄してもかまわないというエゴイズムを基盤にした主張だそうです。この主張のために、3歳までに必要な親とのコミニュケーション(それによって欠落の充当が得られる)を達成できないまま、育った子供が増え、それが社会的、道徳的な行動の出来ない子供がふえています。前頭葉の未発達がその原因だと言われています。
1と2と3については、もしよければ、みなさんとも、いっしょに考えることができればなと思ってます。お母様、こんなことが参考になるでしょうか?
どうか、風邪に気をつけて・・・・。
中島浩光 1.8