飯島京子様、友樹くん。
今日はここ京都で初雪が積もり、あたりは真っ白です。
天国の友樹くん、そちらはどうですか?今この世は混沌としています
はじめに私は友樹くんと京子さん、そして両親やまわりのみんなに謝りたいと思います。
なぜなら私は今までに何度か自分で自分を殺そうとしたことがあるからです。
生きているのが嫌になったことがあります。
私もいじめを受けていたことがあり、万引きをしなかったらどうなるか覚えとけといわれたことがありました。
でも私は万引きをしませんでした。
髪の毛を黒くしてこなかったら「シメル」と言われたこともありました。

友樹君の事件の一連の流れを読んでいて涙が止まりませんでした。
友樹君がうそつきのレッテルをはられ、結果的に最悪な事件となった。。。
思春期のころキッカケは違いましたが同じようなことがありました。
最後の最後にたずねられた人間が1番悪者扱いになるのは、先に事情を聞かれた人間がその状況から逃げ出したいがために、自分を助けようとする代わりに、半ば大げさに他人を突き出すから。

友樹くんが牧場を歩く写真がありました。いま、私の息子がこの写真の中の友樹君と同じ年齢です。
私の息子もこれから同じようにたくさんの写真におさまりながら大きく成長するんだなぁと思うと同時に、友樹くんはこれがたった15年で終わりを迎えてしまい、この先社会人になり、父親になっていく姿をもう見ることは出来ないんだなぁと思って、同じように子を持つ母親として涙が溢れ画面がぼやけてしまいました。

私はこの事件をテレビでも見ましたし、お母様が新聞に投稿なさった記事も読ませていただきました。
加害者のいうことばかり取り上げられて被害者の言うことは流されたり、書き換えられたり省略されたり、また警察の怠慢も、あらためて真実を知った次第です。
今まで警察は絶対だと思っていたし、パソコンを持つまではマスコミの言うことが私には全てで、こうして友樹君のお母様の気持ちも知り得なかったと思います。

時代がめぐるにつれ犯罪も凶悪化、増加していますが、私は友樹くんの事件をその他大勢で見るつもりはありません。二度とこんな悲しい事件が起こらないように私たちは忘れてはイケナイのだと思います