初めに断っておきますが、私も少年法などという法律は無用だと思う一人であります。殺人は極刑あるのみだと思います。
しかし、「御意見」の皆様の意見を1つ1つ拝見しますと何か腑に落ちないことがあるのです。
それは「殺人=犯罪、窃盗≠犯罪」という間違った認識が多くの意見に見られるようなことです。
なるほど、相対的にみれば「窃盗<殺人」、殺人と窃盗は全くの別物かもしれません。しかし、窃盗だって立派な犯罪だし、場合によっては懲役刑もあり得ます。だから「窃盗よりも殺人のほうが悪いのだから」という理由で友樹さんの行動が許される、というのはおかしいと思います。この事件は行き過ぎた報復の殺人という最悪な結末になってしまいましたが、「仮に警察が窃盗捜査に乗り出していたら・・・」も考えなければならないのではないでしょうか。「死人に口なし」という言葉で本来は許されないはずの犯罪が軽くなる、あるいは消えてしまうことはあってはなりません。
改めて「犯罪」の定義を再確認すべきではないでしょうか。万引きや窃盗が異常増加していますが、犯罪にも軽い重いがあるという考えがその元にあると言わざるを得ません。多少こじつけかもしれませんが、その考えでいくと万引きが犯罪でなくなり相対的に殺人罪のランクが下がってしまいます。
加害者少年の行為は万死に値します。でもだからといって窃盗が軽いという結論に至ってしまうのはおかしいです。一部の意見にある「命より重いものはない」というのは単に「殺人と比べると軽い窃盗はよい」と言っているのと同じに聞こえます。どんなことでも犯罪は絶対に許さないという当然の認識をもう一度社会全体が共有することが重要だと思います。
最後に友樹さんのお母さんへ。多少の考えの違いはあるようです。だけど私も犯罪被害者の人権はかなり蔑ろにされている、と思う点ではいっしょなのでどうかお体を大切に頑張って下さい。
P.N 諸葛亮