丸山と言います。
2000年の7月に初めてお便りを差し上げました。
それからもう3年以上過ぎてしまいました。
時々新聞やテレビで貴女の闘いを見聞きさせていただきました。
また、貴女と貴女のお仲間達の力が少年法改正という形で実を結んだことも知りました。
本当に長く苦しい闘いを、健気に戦って居られる貴女に心からの敬意と、感謝の言葉をお贈りします。
有難うございます。貴女のお陰で日本という国は少しだけ弱者に目を向ける機運が生まれたと思います。

それにしてもつくづく思います。
「おかあさんて強いなあ・・・!」
それに比べて、私はじめ男共のなんとふがいないこと!
建前や綺麗事は並べても、おかあさんのようになりふり構わず、世界を敵に回しても子供のために戦うなんて事は出来ません。
そんなふがいない男共を、貴女が勇気づけ、叱咤激励し、一歩を踏み出させてくださったのだと思います。

しかし、心はあっても具体的に何のご支援も出来ずに今日まで来ました。
そのことが心に引っかかっていました。
現在私は地元のライオンズクラブで「青少年育成委員会」の副委員長を務めさせていただいています。
また、来月からは地元FM局のパーソナリティを努めさせていただくことになっています。
このような私の立場が、貴女の闘いのお役に立てていただくことが出来るのではないかと考えています。
10月中の私の時間の中で、ゆうき君の事について触れさせていただき、改めて命の重さ、大切さを考えて貰い、犯罪被害者の心情を自分のものとして考えて貰うことを訴えたいと思います。
出来れば来年のいつかは決められませんが一度講演をお願いすることも内部で図ってみます。

私たちの心からは時間と共にゆうき君のことも、事件のことも確実に風化してゆきます。
本当に申し訳ないのですが、普段は全く心の片隅にさえ止めて居ないのが正直なところです。

でも、貴女にとってあの日は今日なのだと言うことはよく判ります。
無理して苦しさや、悲しみや、怒りを忘れるなどと言うお気持ちはお持ちではないでしょう。
でも、人は生きるべくして生かされているのです。
貴女が明るく、楽しく、生き甲斐や幸せを感じながら生きることを、天国のゆうき君もきっと望んでいます。
闘いの日々の中にも、どうぞそのような時間を大切になさってください。
貴女が貴女の中の恨みを乗り越えて、自分に勝利される日が来ることを祈ります。