なにか事件が起こる度に「命の尊さ」を子供達に教えなければならない、と、
大人は言います。
そんなに命が大切なら、何故真剣に「命」を守らないのでしょう?
毎日毎日、TVではこの地球上で人が死んでいくニュースを流しています。
本当に「命」が重いなら、世界が団結して救わなければいけないのではないでしょうか?
でも、現実はそうではありません。
北朝鮮では大勢の人が飢餓に苦しんでいますが、
私達は何をしているのでしょう?
同情はしても、ひとごととして毎日を過ごしています。
アフガニスタンでもイラクでも、戦争で人が死にました。
国によって「命」の重さが違うのでしょうか?
殺人犯が償うのは数年。それが人一人の命の重さですか。
血液製剤によってエイズを蔓延させた関係者への罰はどうだったですか。
私はそこに大人の都合の良い「建前と本音」を見ます。
動物にしてもそうです。
猫一匹の救出劇が話題になる、その裏で何匹の犬猫が保健所にて殺されるのでしょう。
「命」は平等でもなければ、時には軽んじられるものにしか思えません。
子供は大人の嘘を見抜いているのです。
お題目のように「命を大切に」と唱えても虚しいです。
説得力にかけるのです。
現実に行動を起こして、
「命は大事」という事を実感させてください。
政府まかせ、他人まかせで逃げないでください。
こんな国にしているのは、全ての大人達の責任ではありませんか?
少年犯罪における被害者は勿論のこと、
加害者もこの社会に対する声無き声をあげているように思います。
少年法の整備も一計ですが、対症療法にしか過ぎません。
病巣は深いのです。
根本的治療が必要なのです。
 
このHPをご覧になる大人の方々にお願いです。
同情、共感だけに終わらないでください。
未来を託す子供達の為に自分は何ができるのかを、
真剣に考えてください。
ユウキ君の死が無駄にならないように祈ってます。
                             BY 迷い子