お母様は現在、様々な所で講演をなさっている訳ですよね。でしたらここでの「批判的な意見」を気にしないというわけにはいかないと思います。仮にお母様の中だけで思うのでしたら、そういった意見を見ないふりをしてもそれは個人の自由であると思います。
しかしながら、講演といったような、直接関係ない人々に語っているのですから、事件の真実を語るべきだと思います。私はそれを「事件を多角的に語る事」であると考えております。この事件の問題は少年達、友樹くん、ご両親及び警察等の様々な要因で成り立っているのですから。
又、被害者側を美化していても真相は見えてはこないと思います。
例えば、「人なつこいO.君 が、通りすがりに 「友達になろう !」 と声を掛けた」といいますが、これはどうなのでしょうか?O君は本当に人なつこさから声を掛けたのでしょうか?相手側の反応から見て、大人でも外見から不良である格好をしていたと思われます。同年代からなら尚更でしょう。こう考えれば、O君たちは、いわゆる顔をきかせたかった、ハクをつけたかったという魂胆が真の理由ではなかったのでしょうか?
批判論を真っ向から否定する方、「かわいそう」「許せない}等というのは小学生でもいえるとは思いませんか?先日の事件のように罪もない幼児が殺されるというような事ならそれも正論といえるでしょう。しかし、今回の事件は原因があり、(最悪の)結果があるのです。それを感情論のみで片付けるとするのなら、何も変わらないとはおもいませんか?ただの慰めあいであるとは思いませんか?
お母様は現在命の尊さを、少年達に説いていると思います。もしよかったら、罪を犯せば、どんな結果が待っていてもおかしくはない。ということについても彼らに語ってほしいと思います。
これから暑さも増してまいりますが、お体に御気を付けて過ごしていって下さい。では、失礼致します。
P・N吉村 春雄