こんにちは。初めてお便りします。偶然ですが、私は前の方と同様、今アメリカに留学中でこっちに住んでいます。大学に通っているのですが、クラスの中の一つにスピーチのクラスがあって、そこで日本の少年犯罪について語ろうと思い、ネットでいろいろ調べていたところ、このサイトを見つけました。
  アメリカでは、少年による高校での銃乱射事件など恐ろしい少年犯罪が起こっていますが、銃の認められていない日本社会の中でも、少年による暴力事件は頻繁に起こっています。私は、むしろ金属バットやナイフなどで暴行する事件のほうがよっぽど恐ろしいと思う。リンチ殺人なんて苦しみが永遠に続く一番恐ろしい犯罪です。
 
  私は、事件の概要を読んでいるうちに、あまりに悲しすぎて、涙が止まらなくなり、スピーチのトピックにこれを選ぶのはやめようとも思いましたが、アメリカの学生にも、日本社会ではとてつもなく恐ろしい、許しがたい少年犯罪が頻繁におこっている、ということを知ってもらおうと思い直しました。日本社会は観光するには世界の中でも安全かもしれませんが、住むにあたっては、もはやアメリカ同様、犯罪の数も、特に少年による犯罪はうなぎ上りで、決して安全で平和な国ではない、ということを知ってもらいたいと思いました。
 
  私は今24歳で、そのうち結婚もして子供も欲しいと思っています。将来、もし自分の子供がこういうことになってしまったら・・・と想像するだけで心が痛んで涙が止まりません。友樹君のお母さん、この悲しみは一生消えないかもしれませんが、これからも強く、がんばって生きてください。こんなありきたりのことしか言えませんが、心よりお祈り申し上げます。
 
ミユキ