さんちゃんさんのメールを読ませていただいて・・・・。
 
私は交通犯罪で弟を殺されたのですが、加害者は一切の謝罪や反省はありません。
つい先日、徳島地検はこの加害者を嫌疑不十分で不起訴(つまり、無罪放免)にしました。
これからも、長い長い闘いが続くと思うと、何も救われません。
(良ければご覧下さい→http://www.tcn.ne.jp/~yuuka1020/)
 
加害者は、一切の無過失を主張しているのです。
ある人に「これからも、事故状況の説明や謝罪に行くつもりも一切無い」と笑みを浮かべて言い張ったそうです。
 
さんちゃんさんの、知っている交通事故加害者は、とても希な加害者だと思います(その情報が真実であれば)。
私は、沢山の交通事故被害者・遺族を知っていますが、加害者が誠意ある謝罪をしたと聞いたことは一度もありません。
 
ここは「少年犯罪」のサイトなので交通事故とよばれてしまう犯罪については多くを書かないようにしますね。
でも、交通事故は「事故」「過失」と呼ばれてしまい、人々の認識も「所詮事故だから」で収まってしまうことが現状です。
決して、そんなことはないのです。使い方によっては凶器を持って走っているのと同じで「通り魔」と言っても過言ではないでしょう。
少しでも、知って頂きたく思います。
 
そして、私は「少年犯罪」についても、弟を亡くしてから、現状を初めて知りました。
私には、弟さんを少年によって殺されたという二人の大切な友人ができました。
彼女たちと話すとき、「少年犯罪は〜だよね」とか「交通事故は〜だよね」とかそういう区別はありません。
双方の、むごさ、理不尽さ、全てを理解しようとし合っているからです。
 
「当時の私にとっては友樹さんの死は 毎日のようにおきている交通事故の死亡記事
と同じようなレベルでしか在りませんでした。」
と書かれたサトミさんの言葉も、正直傷つきました。
 
いつか、過去に弁護士さん(?)が「少年が交通事故で人を殺した場合、その親は少年犯罪と違い、
誠意を尽くす」というようなレスが載っていましたが、そのとき意見しませんでしたが、
それはそれです。一概に全てがそうだという定義は出来ないと思います。
少年の運転によって殺され、反省をひとつもしてない加害者がいるのも実状なのです。
 
勿論、誠意を尽くす加害者もいるようです。
 
そして、私の言う「誠意」とは、まずは自分のした本当のことを話すということです。
 
どんな事件・事故でも、亡くなった命の尊さは同じです。