僕は教師志望の大学1年生です。友樹君の事件は、ニュースで見たのを覚えている程度でした。最近、教職関係の授業も始まり本格的に『道』を歩み始めています。
 僕の友達も、中学3年生の時に非行グループの仲間から脱退しようとし、制裁という理由で殺されました。
 もともと教育者を希望していましたがその事がきっかけで本格的に進路を決めていきました。
 確かに、どんなことがあれ、『犯罪』を犯した人間は罰するべきです。社会の制度の見直しも必要だと思います。しかし、それ以上に人の命の重さのわかる教育が必要だと思います。
 本来、各家庭で『あたりまえ』のこととして教えるべきであると思います。しかし、現実問題として少年(少女)による無勝手な『凶悪殺人』は今なお起こっています。
(こんな形で紹介するのは恐縮ですが)クラスで友樹君の写真を見せて事件の内容を語ったら、常識ある人間は「かわいそう」だと思うはずです。そして、単純に考えて『かわいそう→許せない』という心の法則を(わからない)生徒に教えていきたいと思います。憎むべき加害者も人間としてあたりまえのことも教えてもらえなかった『かわいそう』な子なのではないでしょうか・・・
 中学3年生の晩秋、僕にそのことを教えて、去っていった友達。そして見ず知らずの僕に改めて教師の道を決意させてくれた友樹君に、『ありがとう』という言葉を伝えたい...