突然のメール失礼します。
僕は東京都に住む、24歳、ミュージシャン、今山と申します。
このメールでお母様に(京子さま)少しでも、僕が心から感じた気持ちを伝えたっかたので、勝手にメールした事を、ご理解ください、そしてもしかしたら、少しでもお母様が気持ちの上で、本当に少しかも知れないですけど、楽になれたらと思って勝手にメールした事も、ご理解ください。
 
昨日、たまたまテレビをつけていたら、何やら「人を殺す、いけない」など、「くだらない番組またやってるな」とみていたのです、結局最後まで見たのですが、(基本的に僕はテレビは信用してません)友樹君の場面に切り替わりお母さんが出てこられた場面で、僕は号泣してしまいました。
僕は番組が終わってすぐにパソコンに向かい、このホームページを探しました。
そしてこのホームページすべての項目を拝見させて頂きました。 
一日、じっくり考えもう一度ここのホームページにお邪魔しました、涙がとめどなくあふれ、とてもやるせない思いです。
とても簡単な表現でしか言えませんが、ご冥福をお祈りするとともに、お母様の行動、心から応援させて頂きます。
お母様はたぶん、いままで皆さんからたくさんのメールを頂いていると思います、僕もその一人になるわけですが、冷やかしでも何でもありません、本当に悲しくて、理解して、やるせなくて、悔しくて、夢中でメールを送りました。
お母様としての気持ち・・・、加害者の言い分・・・(言い訳?)、どれも、僕にとっては人事ではなかったのです、お母様の気持ちとしては、(僕は北海道の札幌市に18歳まで住んでおり、音楽を本気でやりたいが為に東京に出て来ました)僕も札幌に家族がいて母親の愛情と言うものを、遠くに住んでみて初めてわかったのですが、友樹くんのお母様の気持ちは、愛情は文章からもよくわかります。涙がでてきます。
加害者の気持ちは理解できませんが、人事ではなかったのです、僕も中学、高校とずいぶん悪い事をして母親を困らせました。
警察にも少々お世話になりました、そのときの悪い事と言うのは、真夜中に「コイン洗車の機械を壊しお金を盗む」と言う事をして警察に捕まったのです。友達3人での計画でした。
僕は何がいいたいのかと言うと、そのとき僕も事情聴取というものを受けた事があり、そのときのなんとなくですが心境と言うものが分かったので、加害者の事情聴取時の心理が、(僕なりに感じた)参考になればと思い書いてます。
そのとき僕は口裏を合わせることも出来たもですがそれはあえてせず観念して正直に話しました、でも仲間の一人が警察にうそばかりの供述をしていたのです、それは僕ともう一人の友達の供述がほぼ一緒だった事で、その友達の供述がすぐにうそとばれたのですが、そのときの僕の心理、心境としては、やはり自分自身がかわいいし友達も大切だったのでしょう、気が緩めばつい自分たちが 助かる もしくは 悪くない方向に話を進め兼ねない心境にあることは事実でした。
でも、もちろん反省もしていました、でもやはり、真っ先にかんがえていた事は、仲間との今後の関係とか、自分の今後とか、「お父さんに叱られるんだ」という事でした。
そうした時に、本当に心の弱い10代なら少しでも自分は、とても都合のよい、「何もしてない、あいつが直接やったんだ」と言う事をアピールしたかったし、言い逃れをしてしまうでしょう。そして、犯行時、多数であればあるほど、罪の意識は分散します、仲間が一人でも、罪の意識を感じさせない発言を仲間内でしていたら、それに便乗して、かっこつけて、強がって、罪の認識を薄めさせて、そして、また似たような事を繰り返してしまうのです。親のしつけは本当に大事だと思います、学生時代の一日の大半は友達といる、そうすると、やはり友達の影響力と言うのははんぱではありません、誘われて・・・、NOと言おうものなら・・・、怖いものです。若いときは変に団結力がありますからね、いい事に向けるならいいのですが、悪い方に向けたときと言うものはこれも凄く怖いものを感じます、そういう現場にいた事もあります、もっとも僕も集団リンチに近い状態で、やられる側の人間でしたけど・・・、しかもその理由というのももの凄く理不尽なのもで、一緒にいた友達が、違う友達の悪口をいった、と言う内容で、その友達とは(悪口をいった方)たまたまその日一緒に遊んでて、3人でゲームセンターにいたのですが、遊び終わって出口をでたら、その友達(悪口を言われた方)の友達が駆けつけて僕らを捕まえて、人気のない所につれていかれて、ボコボコにされました、僕は最初から最後まで何がどう理由で殴られたのか、分かりませんでした、友達が陰口を勝手に叩いてた(悪口を言った方)だけだったのです。
僕を連れて行ったのも、向こうにとっては理由など関係ないのでしょう、ただ、人を殴りたいだけ・・・。ただ一緒にいただけ・・・。それだけなのですよ。
後は、殴る方はエスカレートしていくのみですから。幸い僕は軽傷で済みました、なんだかんだいって殴られた方全員は血は流したものの病院に行く事もなくそのままおうちへかえりました。もちろん家族は心配してましたけど・・・。本当に理不尽極まりない行為でした。次の日学校に行ってもびくびくしてました、相手は大人数だし、ましては暴走族でしたからいきがりかたもはんぱじゃありませんでした。その後僕の疑いは晴れて、何事もないようにそいつ等は接してきました、悪いと言う認識があるのかどうかさっぱり分かりませんでしたけど、やはり、加害者というものの罪の意識と言うのもは、そいつ等にとっては本当に「一時的な出来事であり、薄れてゆき、・・・。(そいつにとっては)無形がゆえに、忘れてしまうんですね」
被害者は、(ご存知の通り)一生消えていく事のない、記憶ですもの。
若者の常識の範疇は本当に狭いもので、その狭い常識が仲間の手でポンっと押されてしまうとあともどり出来ないのでしょう。やる方は勝手なものです。
 
今の現状で、今回の友樹くんの事件の、腐った加害者は多くて2年でしょうか・・・、(あえて汚い言葉を使わせていただきます)刑は、はっきりいって、
人が人を殺害できる力を身につけた時点で、50歳だろうが14歳だろうが同じ刑に処すべきです、加害者の言い分はもちろんあるでしょうが、殺してしまったら、言い分ではなく、たんなるいいわけでしょう。結局のところそんな言葉、関係ないに等しいでしょう。14歳だから保護法が適用?知ったこっちゃありません、保護されなかった人はどうなるのでしょう?
本当に他人事ではありません。
 
人の命は、なくなったら戻ってきませんものね。本当に本当に悔しいです。
 
警察の対応の悪さも、本当に許しがたいものですね、彼らにとっては、いくつもある、日常の出来事なのでしょう・・・、被害者にとっては一回しかない出来事、しかもそれはもちろん無くていい、あってはならない出来事なのに、その対応の悪さ・・・、効率だけを考えた仕事ぶり、もしかしたら効率すら考えてない仕事ぶり。
腹たちますね。
 
これだけ書いても書ききれないくらい感じた事が、テレビと、このホームページでありました。
涙が止まりませんでした・・・。
僕は本当になにもしてあげられませんが、こんなメールしかできませんが、ほんの少しでも気持ちが楽になれたらいいなと思いました。
このメールで少しでも納得のいかない表現、文章があった場合は、どうか許して下さい、それは僕も自信がメールした意図とそぐわないものに、なります。(元気になってもらう為のメールですから)そして何より僕自身が凄く考えさせられる、出来事でしたので、本当に変な意味ではなく「ありがたい」と思います。
人へ対する考え方、あり方、今一度考える事の出来る一日でした、しっかり心に刻みつけさせていただきたいと思います、友樹君の死がけっして無駄にならないと言う意味でも大きな事だと思います。
京子お母さん、どうか、少しでも元気お出しください、もしお忙しくなく、返信していただける場合は喜んで返信お待ちします。
この長い文章に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
僕の言いたい事うまく伝われば幸いです。
京子お母さん、どうか、お体にお気をつけ下さい。
 
心から友樹くんのご冥福をお祈りいたします。
 
では失礼します。