寄せられるメールの数の多さが、TVの与えたインパクトが如何に
凄かったかと思い知らされる。
反面、少年犯罪とその法律に皆が如何に無関心であったかとも
思い知らされた次第だ。
判り易く伝えねば人の気持ち、考えは動かず、変わらないものだ。
その意味で今回の放映は価値があったと思う。

かつて、昭和11年2月26日勃発した「2.26事件」の首謀者を
裁いた暗黒裁判と云われるものがあった。
所謂、被告人に弁護人を認めず、控訴を認めず、裁判資料を明ら
かにせずというものであった。
例が適当でないかも知れないが、この被告人の立場が、少年法に
立ち向かう「被害者」の立場なのだと思う。

少年が殺人を犯しても、ある一定の期間、それなりの刑に服せば
その罪は免ぜられ、履歴は法の基に真っ白になる。
事実、履歴がリセットされた人物が「弁護士」になっている例がある。
殺人者が今や弁護士なのだ。

矛盾がある。加害者が人知れず堂々と生きて行ける矛盾がある。
人を殺めた者が弁護士にだってなれる矛盾がある。
第二、第三の友樹君を出さない為にも少年法を何とかしなければ
ならない。
どうか、お母さん頑張ってほしい。
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 ペンネーム:京都N生
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