ペンネーム*コっトン*
月曜日のテレビを見て、このホームページの存在を知りました。
友樹君の事は、ニュースや新聞で記憶に残っていました。
改めて、ホームページで詳しい事実を知り、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。
私は、保育士を目指しています。
保育士と言っても、働く事ができるのは、保育所だけではありません。
私が目指している「児童自立支援施設」というのは、不良行為をなし、またはなすおそれのある子どもを対象とした施設です。
私が少年犯罪について考えたきっかけは、神戸連続児童殺傷事件でした。
当時、私と同い年の子が「酒鬼薔薇聖斗」だった事におおきなショックを受け、少年犯罪について考えるようになりました。この事件については、被害者側の淳くんのお父さん著の「淳」、加害者側の少年Aの両親著の「少年Aこの子を生んで・・・」という本が出版されていて読みました。
人間が生きていくうえで何よりも大切で尊いものは命だと、改めて実感したように思います。
生まれたときから、悪の人はいません。
善を教える大人がいなかったり、どこかで善を疑ったり、悪に憧れたりする事で、人は変わるのかもしれないと思います。
私は、今の少年法が間違っていると声を高くしては言い切れません。
しかし、人を苦しめる事は、人として生まれてきたからには許されるべきではないと思います。
どこかで矛盾しています・・・。
しかし、改正するべき所は、たくさんあるはずです。
どんな法であれ、被害者側に立った目線からの意見も組み込んでいかなければ、いけないと思います。
少し前に私の祖父が亡くなりました。自分で命を絶ち、永遠の眠りにつきました。命の長さは他人が決めるものではないし、自分で終わりにするものでもないと思います。残された家族などの苦しみが増すだけです。
命をゲーム感覚で持て遊ぶ事は決して許されるべきではありません。
私は、心に悪を持った子どもの手伝いをしたいのです。
人の痛みを知り、自分の痛みとして感じられるように、手伝いたいとおもっています。
友樹君の命を奪った加害者の少年がいつまでも友樹くんや家族の方に精一杯の誠意をつくしていく事を心から祈っています。