昨日の番組は本当に衝撃的なものでした。私は今年、19歳になります。つまり、友樹君と同い年です。
番組を見ながら、涙が止まりませんでした。なんて書けばいいのかよくわからないんですが、事件の詳細を聞けば聞くほど、痛くて・・・悔しくて・・・。事件を起こした加害者がのうのうと今も生きていることが許せません。納得いきません。自分の感情ばかりつづってごめんなさい。友樹君のお母さんはもっともっとつらいのに。

私が高校2年のとき、友達が交通事故で亡くなりました。こうして、「亡くなった」と書き表せるようになるのにだいぶ時間がかかりました。信じられなかった。信じたくなかったんです。わけもわかりませんでした。さっきまで一緒にいたのに、なんで突然会えないの?友樹君とは違って、原因は事故ですが、私は今でも納得いかないのです。明らかに相手が悪いんです。でも、その人はきっと今も生きてる。
事故といわれても、私は事故を起こした人に対して、憎しみを捨てられずにいました。正直、今も捨てられていないと思います。顔も知りませんが、もしその事故を起こした人に出会い、そのことを私が知ったら、自分が何をするかわからない。。私は、ずっと命について考えるようになりました。今、生きてるこの瞬間はあたり前に訪れてることじゃないこと。明日というものが、必ず来るとは限らないこと。そして、年をとっていくことがどれだけ幸せなことか・・・、ということ。私は19歳になるけど、私の友達は17歳のまま、時が止まったきりです。悔しい。ほんとに悔しい。

私にできることは、私自身は一人だけど、二人分の人生を生きるということ。ただ生きていくんじゃなくて、一生懸命生きる。命を燃やして生きてやるんだって思います。私が生きていくことが、その友達が確かにこの世界で生きていたことの証明になると思うから。私はその友達を忘れない。そして友樹君のことも忘れません。
話がとびとびになってしまいましたが、友樹君の事件の真実が早く明らかになることを本当に祈ってます。友樹君のお母さん、一生懸命生きてください。友樹君のためにも。
生意気言ってごめんなさい。読んでくださってありがとうございました。

2002年7月2日              Tomoko