はじめまして、飯島さん。
私も、高1の息子を持つN.と申します。テレビ放映により、多くの方から反応があった事と思います。よくぞ、ご出演されましたね。
私にはとても計り知れない苦しみをお持ちなのに、その真実を広くお知らせしてくださった勇気に感謝します。
面識もない私からは、ありきたりの言葉は申し上げられませんが、その代わり、私ども親子が今まさに関わっている状況をお知らせし、子ども達の陰湿な行動を未然に防ぎ、また責任ある大人達が成さねばならない、人としての心を育てる教育について、考えている事をお伝えしたくて、メールをいたしました。
我が子もこの4月地元の公立高校へ入学し、三月経った先月初旬に、同日に2度、同級生の集団による暴力を受けました。幸い身体的な怪我は在りませんでしたが、普段から明るい息子にとってもあまりに突然の出来事であったため、精神的なショックは否めません。また、その後の学習環境の荒廃さに、息子からも「何とかしてくれ」と懇願されていますので、親としてできる限りの手段を講じているところです。
暴力事件の発端は子ども通しの些細な会話が元の様でしたが、相手は誰にもなり得るような、偶発的な出来事だと感じました。今回はまだ、表立った外傷もなくすみましたが、暴力と言う手段は、社会的には犯罪でありそうした問題は即刻に対応せねばいけない事、事件を隠匿せず、保護者に全てを知らしめ、多くの大人の目が見ていることを子ども達にも理解させたいと考え、翌日には書面でその旨を学校へ渡しました。更に、それが学校内で起きた事については、学校の責任をも正したいと願いました。
詳細を一度にご説明するには、時間が足りませんが、一月たった今も、完全に解決したとは思っていません。
問題の根本は、高校で学ぶ姿勢が加害の子ども達にはない、という事とそれに対する学校側の指導がされていないという事です。自宅謹慎を解かれた加害者と直接手は下さなかったが、より中心的な陰の加害者との中でクラスメートとして毎日生活している息子を思うと
「堂々としていなさい」と送り出すにも無理があります。さらに授業が成立していないという日常に対しては、何とか解決の方法はないものかと、学校への対応を重ねているところです。
今朝は、校長への親展文書を出しました。
暴力事件は完結したと思っているのか、授業崩壊の実態を把握しているのかどうか。
近日には直接、管理責任者としての校長の考えを伺いに出向きます。
意欲を持って入学した子どもが、たった三月で 当然の学習権までも脅かされることは、とても納得できません。
大きな事件にならないうちに、大人の目を行き届かせ子ども達に取り返しのつかない過ちを起こさせたくない、というのが私の願いです。決して家の子だけがよければとは思いません。共に生きていく全ての子ども達のために、大人がすべき事をしっかり態度で示す事が必要です。今後どんな展開になるか、悠長には考えてはいません。
辛い想いは誰もしたくありませんから、飯島さんのような被害者を作らないためにも今出来ることに力を惜しまない様にと心新たに思いました。
今日の番組、息子が知らせてくれてテレビをつけました。こちらのHPも息子が先にしっかり目をとおしました。そして「僕もメールを送りたい」と言っていました。
人は良く生きるために成長すべきものなのに今の社会は独り善がりの人間を多く生み出してしまっていますね。
また後日談をお知らせします。 微力ですがこんな人間もいることをお知らせしたくて、送りました。
今晩はこの辺で、おやすみなさい。
N子