今日大阪府内で放映された、日本テレビ系「スーパーテレビ」を見ました。
 同じテレビで特集されていた、山口県光市の殺人事件の被害者遺族である方にも、メール差し上げたかったのですが、リンクが無かったので・・・。

 今息子さんが生きておられたら、大学に進学されているのでしょうか?なら、僕の一つ上ですね。これから明るい未来が待っていると言うのに、大切な時期なのに、息子さんを無くされた無念、拝察いたします。
 しかしながらテレビを見て、もっとご自愛なさってくださいと思いました。もちろん、加害者の罪を追及し、犯罪を明らかにするのは大切な事であり、しなければならない事だと思います。
 しかし、テレビを見ている限り、不幸のどん底におられると思いました。一人きりで、息子さんの思い出の詰まった部屋で食事を取られているんでしょ?息子さんは、自分を殺した者たちの追及や復讐よりも、家族が笑って、健康で暮らしていけるのを願っていると思います。

 昨年、とても僕の事を可愛がってくれた祖父が亡くなりました。非常に悲しかったです。もちろん、うん十年連れ添った祖母の悲しみは、並大抵なものではなかったでしょう。苦労の数ほどエピソードがあり、思い出があると言いますから。
 僕は、昔からおじいちゃん子でした。よく可愛がってもらいましたし、「自慢の孫」でした。それだけに祖母も、僕の前でよく泣いたものです。
 しかし、僕はこう言いました。泣きたいのを必死でこらえて。「おばあちゃんが泣いてばっかりいて、体でも壊したらおじいちゃん心配するよ!!」と。

 最後に、僕が好きなマンガ「金田一少年の事件簿」を紹介し、息子さんの冥福をお祈りします。
 金田一少年の事件簿第4巻
 ファイル3「雪夜叉伝説殺人事件」
 少女、綾辻麻里奈は家族と飛行機で旅行中、その飛行機が墜落する。偶然母を見つけるが、母は飛行機の残骸の中に挟まれ、今にも押しつぶされそうだ。
 少女は、必死に助けを求める。すると、何人かのグループが事故現場に来た。少女は助けを求めに行ったが、邪険に扱われ、無視される。彼らは、その飛行機に乗っていた有名画家を探し出し、その画家になりきろうと計画していたのだった。仕方なく母のもとに戻った少女麻里奈・・・。必死に残骸を押し戻そうとしたが、鉄の塊はびくともしない。そうこうするうちに、残骸がぐらついてきた。
 麻里奈は必死で支えるが、今にも崩れ落ちそうだ。母は、「もう良いの、麻里奈・・・私はもう良いから、あなただけでも生き延びてー」崩れ落ちた機体の残骸から流れる赤い血を見て、少女は復讐を決意したー

 彼女は計画通り、彼らを殺す事が出来ました。結局、金田一少年の名推理により、殺人事件の首謀者として捕まってしまうのです。後に拘留所に面会に来た金田一少年との会話を、載せます。

金田一(金):俺はあんたみたいな目にあったことがないからよくわかんねーけど、人には幸せに生きるって権利があるんじゃないかな?

綾辻(以下綾):あんなゴキブリ連中にも、生きる権利があるとでも言いたいわけ?

金:そうじゃなくて・・・。綾辻さん自身のことだよ。
  あなたのお母さんは、あんたをかばって死んだんだよな?そんときあんたのお母さんはーあなたがこんなことするの望んだんだろうか?その時ー最後の力を振り絞って自分の娘を助けたのは、あんただけでも生き延びて・・・幸せになって欲しかったんじゃないのかな?

 以上、多少的外れ的な箇所もあると思います。しかし、息子さんが今わの際に思われた事・・・。それは、家族が平和で、明るく暮らせるように立ったと思います。
 くれぐれもご自愛を。