飯島京子様
はじめましてこんばんは。
今晩のスーパーテレビをみてからすぐにホームページにアクセスして一時間かけて友樹君の事件について読みました。私はテレビを見るまでこの事件の事は知りませんでした。でも今どうしようもない怒りと悲しみと不安でいっぱいです。
私には1歳2ヶ月の男の子がいます。いまも隣の部屋ですやすやと眠っています。友樹君の赤ちゃんの頃の写真をみて涙が止まりませんでした。とってもかわいい写真ばかりで、きっとアルバムにはもっともっとたくさん友樹君の素敵な笑顔があるんでしょうね。それを思うと、お母さんの気持ちを思うと本当に悔しくて悲しくなります。
どうして?こんな理不尽なことがあっていいのでしょうか?
加害者の少年達も親も警察もすべて憎いです。もし私がお母さんの立場だったら、もうとっくに狂っていると思います。そして何する気力もなく子どもの後を追って死んでるかもしれません。
一口に15年間の人生だった・・・・といっても母親にとっては妊娠したとわかったときのあの喜び。お腹の中で大切に10ヶ月間育て、やっと生まれたと思ったら今度は育児というすごく大変な仕事が待っていて、言っても分かる訳のない小さな子どもに何度も叱ってみたり、その後ものすごい罪悪感に襲われて反省し泣きながら抱きしめたり。親も子もそうやって一人前になる。まだまだその途中だった15歳。あまりにも若すぎる死です。しかも殺されたなんて。
友樹君だってお母さんが大切に育てた息子さんなんですよね。そのことをわかってほしい彼らに。
加害者の少年達もいつか結婚して子どもをもったら、少しは友樹君の15年間を重く受け止められるのでしょうか?ずっとずっと友樹君を殺したことを背中にしょって罪を認め償いながら生きていってくれるのでしょうか?安眠することのない夜を生きていってくれるのでしょうか?
つい自分の子どもに当てはめて感情的になってしまい、気持ちの揺れるままに書いてしまいすみませんでした。
お母さんには慰めの言葉もみつかりません。ごめんなさい。子どもがいる親として子どもが死んでしまう、居なくなってしまうことの悲しみなんて到底計り知れないからです。
安っぽい言葉になるのはやなので、せめて私ができることと言ったら、自分の子をけして人を傷つける様なことをする子には育てないということです。これだけは約束したいと思います。
どうかお体を大切に。無理をなさらないでください。
東京都 寺内 友紀