「人を殺してはいけない」
これは、人間のルールです。ルールを守れない者は人間として生きていってはいけない。
今日「スーパーテレビ」を見て、「死刑」とうものの意味をあらためて考えました。
「ルール」は無条件です。無条件に決まっていることなのです。
まず人は子供のうちに、理屈抜きでこのルールを教えられることが必要だと思います。
子供から「どうして人を殺しちゃいけないの?」と聞かれた時、理屈抜きで「それが
ルールだからだ」と激しい禁止のエネルギーをぶつけることのできる親が、いまどれ
くらいいるでしょうか。
大人は道徳を優先し、理由をつけたがる。理屈をこねる。でも心が純白の子供に理屈
を先に教えていては、人間の土台はできません。「誰にも迷惑かけてないからいいじゃ
ん」と、道ばたにしゃがみこむ若者をつくっているのは大人達です。
殺したら、ルールを破ったら、人間社会から排除される。「死刑」の存在は社会の構
造として、対象者の年令に関係なくまず必要だと思います。道徳はそれからです。

文子