初めてメールを送ります。
私は学校の論文作成の課題として「少年犯罪」を選択しています。
このホームページを知ったのは3年前、丁度私の母(横田有美)がこの意見に参加していたからです。
私はその娘で今年で15歳になる横田佳奈といいます。
私が少年犯罪の被害者の方々のホームページをうかがって、思ったことは、亡くなられた方々の両親の不満の多くは加害者少年の責任もありますが、被害者の怒りや苦しみに耳を傾けようとしない警察や裁判所の対応、被害者のプライバシーをもズタズタにするマスコミなどの多くが絡み合っていると思いました。
少年法により、加害者の少年の人権を侵すことで、被害者の人権を法で守っていることにはならないということです。本当は、被害者の悲しみを加害者少年に理解させ、謝罪と反省を行わせることが必要だと思うのですが、そんなことをいくらしても、友樹君の気持ちやご家族の気持ちは何も変わらないはずです・・・・。
そう考えるとこの世の中が弱肉強食の世界のようで、すごく悲しくなります。
3年という月日が経ち、事件も過去となってしまった今、このホームページを忘れてしまった方も多いと思います。
事件のことも、片付けられてしまっているのだと思います。
しかし、少年犯罪を犯すであろう10代の私達、被害を食らうかもしれない私達が事件を忘れなければ、きっと減っていくのだと思います。それはとても難しい事だと思いますが、論文として、全国の生徒先生方に私の意見、そして友樹君とお母さんやご家族の苦しみを伝えたいと思います。
「百億の人が忘れても、見捨てても人は永久欠番」という言葉があります。友樹君が生きてきた足跡、証が今の友樹君のお母さんなのだと思います。
友樹君が生きてきたことは決して無意味ではなかった、15歳という人生を一生懸命に駆け巡ったのだと思っています。
今回このホームページを拝見したことで、私の少年犯罪に対する考えがとても甘かったのだと実感しました。
今の思いをそのまま卒業論文にぶつけていきたいと思います。
長くあまり文法的によんない文章でごめんなさい。