はじめまして。メールをするのは初めてですが、このホームページを拝見するのは2度目です。
私は学生のとき、犯罪心理学に興味を持ち、勉強していたことがあります。
その際にも、このページを拝見いたしました。
犯罪心理学というと大きなくくりですが、学的な勉強の他に、加害者側心理、被害者側心理、様々な方向から勉強しました。もちろん、学的には犯罪者にもいろいろな種類分けがあったり、理由付けはありますが、一人の人間として、感じること。
愛する人が亡くなるということが、ただそれだけでどれだけ悲しいか、根本的なことを皆さんはお忘れになっていませんか?
ご意見を寄せられている方の中には、亡くなった友樹くんや、ご両親にも非があるとしている人もいらっしゃいますが、どうしてあなたにそんなことを言う権利があるのですか?
私の勝手な見解かも知れませんが、お母様は愛するご子息が亡くなったという現実を受け止めなければならない上に、加害者への納得いかない処分、周りからのいわれのない中傷など、抱え込まなければならない事象があまりにも多すぎるのです。
私事ですが、2年程前に祖母を癌で亡くしました。
本人はもちろん、家族にとっても辛い一年の闘病でした。
祖母が亡くなったとき、私はあまりのショックに目の前が真っ白になりました。
末期の癌でしたから、もう先が長くないことなど、家族全員わかっていました。
私も覚悟をしていました。しかし、それは受け止めるにはあまりにも大きすぎました。
このような私ですらあの悲しみですから、お母様の悲しみはいかばかりかと考えても想像もつきません。
もちろん、私が経験したことと、友樹くんの事件は全く異なるものです。私にもこのような意見をする権利はないかもしれません。
しかし、病気とはいえ、大切な人が亡くなった悲しみだけは一緒です。
いくら犯罪心理学なるものがあっても、またそれに従事している人でも、頭で理屈が分かっていても、愛する人間を亡くして平気なわけがありません。それを忘れないでください。
私の正直な気持ちを投稿させていただきました。
友樹くんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
アゲハ