私はこの春、めでたく１５歳となった、直といいます。

４月７日を迎え、１５歳となりました。

パソコンは、趣味の一つとして、両親に与えてもらったものです。このＨＰはチャット中、進めてもらい、ではさっそくと言う形で来たのですが、正直、ショックでした。

私は、新聞などあまり読むほうではなく、この事件の事も頭の片隅にあるぐらいの関心しかなかったのですが、あまりの酷さに、思わず手が震えてしまいました。

同じ年の少年が、理不尽な暴力によって殺されると言うあまりにも非人的な殺人。

殺人と言う言葉自体重すぎて、今の私にはパッとしない、理解しがたい単語でしかありません。

でも確かに、同じ年の子が、その殺人と言う言葉によって死んでいるのだと思うと、悔しくてなりません。

私は、クラスでは中心的な人間であり、もちろん、イジメなどにあった時はありません。

でも一度だけ、イジメているシーンに、出くわしたことがあります。

その子は、普段からパッとせず暗い子でした。でも、だからと言って嫌な子ではありませんでした。

その子は、女の子です。イジメていたのは男子で、しかも殴る蹴るの暴力に加え、言葉での暴力。肉体的にだけではなく、精神的にまでイジメると言う、とても卑劣なイジメでした。

その時は止めました。私ではなく、そのとき一緒にいた先生が。、男子たちもすんなりとやめ、その子に謝りました。それで、終わっていたと思っていました。彼女が学校を休むまでは・・・

私は、何も分かっていなかった。目に見えないところでイジメをしている人がいるのは知っています。でも、人の人権を奪うほどのイジメを、彼女は受けていたのです。来て良いはずの学校に来れない。受けて良いはずの授業を受けれない。その後、私たちは、先生たちからの指導を受けました。私はただ単純に、『あぁ、かわいそうだな』と思っていました。それすらも、失礼な考えかもしれないのに、回りのクラスメートは、

『何でうちらが、こんなこと聞かなきゃならないの？』

『つーか、いじめられる方に問題ありじゃん』

『うちらまで巻き込まないでよ』

今まで一緒にいた友達が、急に違う人に見えました。

最低だ。私がそんなことをいう権利はないのかもしれませんが、それでも、クラスメートが言っていることは、最低だと思います。酷い。そんな事しか言えませんが・・・・

さっきから、全然関係のないことを話していてすみませんでした。

でも、私分かったんです。

イジメられていて、泣き叫ぶ人がいる中で、叫べない人だっているということを。

『助けて』と、叫べない人だっている。心臓をもぎ取られる人だっているんだ。ということを、再度確認しました。

偽善顔して、のうのうと生きてきた自分が恥ずかしい。私だって結局、その子を助けて上げられなかった。

助けるどころか、助けてと言うシグナルさえ聞き取れなかった。

私にも夢があります。小説家になることです。酷く困難なようにも思えますが、生きていれば、好きなだけ足掻けるんです。でもそれすらも、友樹君は出来ない。その悲しさが、伝えられなくて残念です。

私の好きな歌手の歌に、とってもいい歌詞があるんです。

あぁ、生きていて良かったと、永遠の淵言えますように・・・・

私は、生きていきます。両親を悲しませないためにも、自分のためにも、精一杯生きていくつもりです。

でも、人に恥じるような生きかただけは、絶対にしない。

京子さんもがんばって下さい。友樹くんの分まで、抗って生きてください。

こんなメールなんかで、伝えたいことの何一つとして伝えられませんが、このＨＰで、人生観を持ち直した奴がいるんだな。ということが理解していただければ幸いです。

では、がんばって下さい。こんなことしか出来なくて、本当に残念です。

　

Ｐ・Ｓ　

　　　　「モンゴル８００」というインディーズの歌手の詩です。

　あぁ 生きていて良かったと 永遠の淵 言えますように

他にも、「あなたに」「Ｆｏｒ Ｌｉｆｅ」「ＨＥＹ Ｍｏｍｍｙ」「矛盾の上に咲く花」「Ｄｅａｒ Ｍｙ Ｌｏｖｅｒｓ」

　　　　　 「夢叶う」「Ｄａｎｄｅｌｉｏｎ」などがあります。

　　　　　　　　　　　　　とってもいい歌なので、聞いてみてください。

　　　　　ＭＥＳＳＡＧＥというアルバムに入っている曲です。

　

こんなことぐらいしか出来ませんが、私のＭＥＳＳＡＧＥが、あなたに届きますように・・・