飯島さん、はじめまして。
自分は、福井県の県立高校に通う高校2年生(男)です。
亡くなった友樹さんとは、学年は違いますが同い年です。
先日(3月12日)、3学期の学年末試験が終わったあと、ショートホームで担任の先生から、「これはある事件のことに関する資料です。読んだ後率直な意見を書きなさい」と言われ、1枚のB5サイズの紙をもらいました。なんと、そこには「暴力を許さない」というタイトルで、友樹さんの事件のことがありました。飯島さんの手記を元にわが校の先生方が作った文書でした。
最後にあった飯島さんの友樹さんへのメッセージや、友樹さんの戒名のところを読んでるころには、目頭が熱くなりました。自分の隣の席の友人は、普段は砕けたやつなんですが、このときは、涙が出るくらいだったそうです。あの文書を読む前、自分は、どちらかといえば周りの人間の青春ぶりを謳歌している人間でしたが、友樹さんのようなこれから本格的に始まる青春時代を絶たれた人に対して、自分は、申し訳ないとか情けないという思いになりました。
飯島さんをはじめとする遺族の皆さん、また、友樹さん自身の15年間の大切なメモリーを消し去り、洋々たる未来への無限大の可能性を奪った9人の少年は決して許せません。少年法が施行されたころと比べれば、著しく時代も変わっているのです。友樹さんの事件の1ヶ月前の山口県の母子殺害事件もそうですが、あまりにも被害者の人権が軽視されているように思い、憤りを感じています。少年法がある限り、加害少年の人権擁護ばかり叫ばれ、同じことの繰り返しになってしまいます。被害者の痛みも考えず、少年法でこのような凶悪少年だけを守ろうとする歪んだ精神を持つ弁護士やエセ・ヒューマニズムな人権家たちを排除しなければなりません。友樹さんの事件は決して風化させてはならないものです。少年犯罪の厳罰化、そして、2度とこのような卑劣極まりない痛ましい事件によって青春真っ盛りの世代の命が奪われないために・・・。
今、自分は大学受験という目標に向かって頑張っています。4月からは高校3年生。あの日読んだ文章で、友樹さんの15年余りの短い人生から頂いた、目には見えない"青春の輝き"を大切にしたいと思います。
最後に飯島さん、お体に気をつけてお過ごしください。
By はっすぃー