このホームページを読むと、”良心”とは何なんだろうといつも考えさせられます。
誰でも分かることだと思うが、殺人とくにリンチや強姦、輪姦、の伴った重大な事件に対してはその原因考察や環境等を論じる以前に、きちんと断罪するべきです。
いまの少年法は少年たちに十分に「やったこと」の重大さを教えることができないばかりでなく、被害者の侵された人権と比べてあまりにも公正を欠くほど彼ら(加害者)を保護し、さらに真実を知りたいと願う被害者の願いすら叶わぬほど情報を隠匿しているのです。
私は復讐をすべきとか殺人者に人権はないとか極論を言うつもりはありません。誰でも人権はあります。だから刑法以外に手続法がきちんと整備され、弁護士も呼べるではありませんか。
問題なのは凶悪な犯罪を犯した少年に対する量刑が軽すぎるという事です。制度としてけじめがなさ過ぎるのです。良心の欠如といってもいいかもしれません。現代は法治国家であり、江戸時代の仇討ちなどのようにストレートに被害者が加害者を裁くことは許されないのは言うまでもありません。だからこそ法律には公正さと時には厳しさが求められるのです。それは少年であろうと大人であろうと、また一般人であろうと為政者(権力者)であろうと同じ尺度で適用されなければなりません。
犯罪者の生い立ちやその背景、さらにそれを生み出す社会(親や学校、地域社会等)の分析も確かに大事でしょう。しかしまず、現実におきた犯罪についてきちんと断罪し、それ相応の報いを受けさせ、きちんとけじめをつけることが必要です。凶悪犯罪は特にそうです。分析はそれからだと思います。
何よりも今の日本のように「殴ったら死んだ」って感じの軽い乗りで殺人が起こせるような甘い社会体制は絶対改めるべきです。人を殺めたらどんな結果になるかを少年に限らず、全ての国民がきちんと認識する社会であってほしい。
我々に求められているのは難しい議論ではなく、当たり前の良心だと思います。
宮城県在住 H.TAKATA(会社員35歳)