こんにちわ。19歳現役大学生のmakikoです。
今回このページを読むに至ったのは、法学のレポートの為、調べものをするためです。 私は幸いにか、直接の被害者ではないので、脇から労わりの言葉や無念さを解こうとも、考えない訳では有りまんがそういった類のものは単なる誰にでも出来る慰めにしかならないような気がするので、敢えて控えさせて頂きます。よって少々自分勝手な宣言のようなものになってしまいますがご了承下さい。
私は今、美術関係のことを学びに、大学に通っています。美術に興味を持ち始めたのは何時だったかは覚えていませんが、昔から気が付いたときはよく絵を書いていたような気がします。
容姿には、特に自信がある訳では無いのですが、どちらかと言うと自ら望んで流行を追い掛け、化粧もかなり濃い目です。髪も夏くらいからはずっと金髪で、ピアスも今合計で6つ開けています。(勿論これからも増やし続けるつもりです。)

私は、このホームページを見て、一番はじめに「怖い!」と思いました。
その時、人間、それも自分と同じ血の通った脳でものを考え笑ったり泣いたりする生物に対して、激しい嫌気と不信感、絶望と不安を感じ、言葉でも表現できないような気持ちになりました。
「人を殺すということが許されていいのか。」「どうして命まで奪ったのか。」
次は加害者の者たちへの憎悪と苛立ちが込み上げてきました。
腹が立って、悔しくて仕方ありませんでした。
そして次に、一文字一文字読む程に、「この私に出来ることは何か。現代の若者である私が、何に触れて何をどう変えられるか。」といったことが、この嘘のような現実の絶望の迷路の中から、出口を探すように心の中で繰り返し、頭から離れなくなりました。
そうしてこの気持ちは、今も弱まることなく続いています。
実際に私に出来ることは、政治家になり笑って過ごせる国を作ることか、警察官になり世の中を守ることか、検事になり真実を調べることか、弁護士になり真実を知ることか、裁判官になり人の中の悪を裁くことか、一人一人の人間に話し掛け命の尊さをうったえることかどうかはわかりません。
そして私に何かが変えられるのかどうかも、決まっている未来ではありません。
しかし、私はここで感じたことを誰かに伝えたい。
直接口にしなくても、直接文章にしなくても、一人でも多くの人に伝えたい。
そう思うのです。
何年後になり、どんな手段で伝えるかは見当もつきませんが、どうか、心の何処かでそう言った一人の若者が居たことを忘れないで下さい。これが自分や自分の家族ではなくて良かったと考える自分を何時までも戒めて生きていこうと思います。何よりも自分を許さず、私はこれからの未来いつまでもこの大罪の罰を背負い生き続けたい。

最後に、私は友樹という少年の名前を忘れません。
殴られて死んでいった不幸な少年ではなく、朝のテレビを賑わせた一つの事件の被害者でもなく、世界で一番親に愛されている幸せな少年の名前として一生忘れません。


「ループ」

不思議だね
また許されてゆく。

空があの方向から少しずつ明るくなってく。

人も、街も、犬も、私も、夜明けを待っている。

昨日の罪も
数時間前の涙も
胸の痛みも
心の傷も
朝日に溶けて
ただ一つの過去になる。

今日と云う日を
生きるだけの
弱さ

何度も諦めるけど

今日も走れる
精一杯の力で抱き締められる。

幸せを掴みに、
癒され
この胸、静かに躍る。
―All words,
presented by一遥(makiko)

これからも前を見て、一緒にこの大地で精一杯生きていきましょう。
沢山泣いて、沢山笑って、生きていきましょう。
いつでも前に、光はある筈ですから。

from makiko