明日は大晦日です。飯島さん、おかわりないですか・・・・?
娘さんの成人式、色んな意見があって・・・でも、私も飯島さんの近くにいたら、沖縄の富永さんの意見と同じで、一緒についていって、是非娘さんに、一生に1度のそして、会いたい友人と沢山話が出来るように
してあげたい・・・・。周りの事を考えるおばあちゃん達の気持ちも、良くわかる。これ以上、たった1人残された娘さん(お孫サン)が、傷ついたりは絶対避けたいと言う気持ち・・・。でも、ほんとに、一生に1度の成人式を、被害者の姉がそこまで、するのは周りの人も、こころにしこりが残りそうで、何か1番いい方法がないのでしょうか・・・・?と、頭をひねってしまうんです。
良道が事件に巻き込まれて、リンチされ殺されたのが7月10日。その2ヶ月後に,住んでいた七戸町の秋祭りがありました。良道の妹の1人が「お祭りに今年は出たら、駄目なの・・・?」と私に聞きました。「うん、なるべくなら・・・いろんな事言う人がいるかもしれないから・・・これ以上嫌な思いしたくないでしょう・・」と私、
「今年が最後かもしれないから、友達といつものように出たい」と言いました。で、主人は「その出たいと言う気持ちが分からない・・」と言って,怒りました。でも私は、転勤できた土地で、息子が殺されて多分、来年はここにはいないと、私も思ったので、娘の気持ちを大事にしたくて、いろんな人に相談しました。「お祭りに出るのが、本人が嫌じゃなければ、出るのも、おにいちゃんの供養になると思う」と、言われ、娘に言いました。今、考えればそこまでする事もなかったかもしれないけど、黒地の浴衣を買いました。その浴衣を1日目に着せました。私もお祭りに見に行った服は、黒の服を着ていきました。悲しみを体全身で、表わして。
良道が呼び出された理由の、元彼女もお祭りに参加していました。事件に関わった逮捕されなかった暴走族の何人かも、参加していました。私は、凄く複雑でした。睨んでも相手は気がつきません。それもまた、腹が立ちました。わたしは、何で今ここにいるんだろう・・・と。でも、娘は毎年友達と参加しているから、いつものように参加して、ほんの少し、悲しみのどん底から這い上がっているようにみえました。
そうなんです、兄が殺されて思春期の妹もとても悲しい・・・でも、妹たちは現実に今を生きているんだ・・・と。もし、友樹君のお姉さんが、成人式に出たいと言う気持ちがあるのなら、勇気を出して出席した方が、いいのでは・・・と、思うんです。勝手な事言って、嫌な思いしたら、ゆるしてください。
さっき、加害者の1人、腹1発のTから、花のアレンジメントが届きました。いつもは、親から花は届いていますが、本人から届いたのは、初めてでした。お供えしてくれと言う事なんでしょうが、花が届いても息子は帰ってきません、当たり前ですが。何も感じないんです、花が届いても。花を送ってこないより送った方が気持ちは、確かに分かりますが、でも何も感じないんです。これが、被害者の遺族の気持ちなんです。
怒りも呪い殺したい気持ちも、ありますが、自分の気持ちがなくなる時が、あります。あまりに辛い現実から、逃避しているのかもしれません。
良道の母より