ご意見、被害者でない者が、第三者としての意見を書き込む場合の、大切なことが述べられていると思います。事件被害者でもない、足で調べてもいない人が、マスコミ情報等から吸収した狭い知識で、したり顔に他者に意見を強要したり、予測される対立意見を叩き潰そうとする横暴が、ここでも何度か繰り返されてきました。
私自身も、同じ問題でここで幾度か意見を交えてきました。少年法の問題とは別に、私は何十年も前から、公私ともに叱らない方法で育児を実践してきていますので、少年と限らず罰則こそ人を善導する有効な手段だという考えとは、実践者として対極の立場にあります。イリスさんの「処罰好き」は、妙を得た表現だと思います。
日本でも、サマーヒル・スクールに留学させて子育てをしている方たちが後を絶ちません。今も、A.S.ニールの教育理念で日本に学校を作ろうと、誘いのメールが届いています。このような時代だからこそ、ニールの教育論が改めて見直されているのだと思います。
罰則の問題は、教育の方法と同機軸の問題です。そのことすら無視しようとする論議には、全く何をかいわんやです。教育の問題ではないという論さえ出てくる始末です。
警察を罵倒しながら、子育てで警察に依存度を高めることを主張し、マスコミ不信を唱えながら、マスコミ報道の軽薄な知識を基盤に持論を形成することの自家撞着に気づかないかのような意見がまかり通っています。
でも、今後も、論議の中から学び、考え、実践していきたいと思います。明快なご意見、たくさんの情報ありがとうございました。受験、頑張ってください。
飯田 啓子